これが私の仕事 |
どこまでも、小さく・軽くを追い求めて。 筑波宇宙センターに常駐して人工衛星の研究開発に携わっています。所属しているチームは4名で、そのうち私を含めた2名がエイ・イー・エスの社員。このチームでは人工衛星の小型化・軽量化について日々考えて、仮説・実験・検証を繰り返しています。具体的には、電力制御システムの効率化。いかに効率よく電力を確保・供給できるかを考え、どんなに小さなアイデアでもまずは実験を行ってデータ収集、シミュレーションを立てる…この工程を繰り返します。人工衛星はロケットに乗せて宇宙へ運ぶので、小さければ小さいほどいいのは言うまでもありません。口で言うのは簡単ですがこれがかなり至難の業で、小型でかつ軽量はもちろん、必要な仕様を全て満たしていることが要求され、どれひとつ欠けてはダメ。小型化・軽量化との戦いは今日も続いています。 |
|
だからこの仕事が好き! 一番うれしかったことにまつわるエピソード |
余計な先入観がない私のアイデアで特許を取得できるかもしない。 人工衛星の主電源は太陽光。しかし太陽光が足りない時は搭載されたバッテリーに電源を切り替えて様々な機器の動作を維持します。この電力制御器が人工衛星の中でもかなりの重量を占めているので小型化・軽量化が一番の課題なのですが、チームで色々な実験・検証を繰り返しても上手くいかず、煮詰まってしまいました。みんなでまた別の方法を考えて実験を繰り返すしか無いという重苦しい空気の中、私がふと疑問に感じたことをベースにアイデアを出したところ、チーム内でものすごく新鮮だったそうです。なぜなら私以外は皆さんこの道何十年というベテランばかり、余計な先入観がない私から発せられたアイデアが新鮮に感じたそうで採用に至りました。宇宙開発の分野では珍しい技術で特許を取得出来るかもしれないと聞き、ちょっと興奮しています(笑)。 |
|
ズバリ!私がこの会社を選んだ理由 ここが好き |
技術に特化、みんなと協力しながら仕事を進めるスタイルに魅力を感じて。 高校生の時に父親が見せてくれた新聞記事にヒッグス粒子のことが紹介されているのを読んで純粋に、「すごい!」と感じたことが今の私に繋がっています。宇宙に興味関心を持ち続けたまま大学・大学院へと進学。就職活動はそれほど力を入れておらず、宇宙に関わる部署があった3Dプリンターの会社とエイ・イー・エスの2社しか受けていません。エイ・イー・エスにしたのは勤務地が田舎すぎず都会すぎない、ちょうどいい環境だったことと、技術に特化している点です。正直に言えば、技術職に対し、ずっと機械と向き合っているだけというネガティブなイメージが先行していました。でもここは営業職がおらず、技術職も営業職のようにみんなと会話をしながら仕事を進めると聞いて、ネガティブなイメージが払拭されたのです。これが一番の決め手になりました。 |
|
これまでのキャリア |
2021年4月入社/宇宙利用開発技術部配属→現在に至る |