金子眼鏡株式会社

眼鏡づくりにおいては、各工程を担う専門工場による分業体制で、効率的に商品を作り上げることが一般的です。こうしたなかで当社は、理想とするアイウェアを自らの手で追求するために、3つの工場を設立してほとんどの工程を内製化しています。「BACKSTAGE」という工場では、プラスチックフレーム製造の全工程を妥協のない手仕事で一貫生産。また「GLASSWORKS」という工場では、プラスチックフレームの約4倍の工程を必要とするメタルフレームの製造を実現しています。そして2019年に設立した「BASEMENT」では、先端的なロボットを導入し「マシンメイドとハンドメイドの融合」による新しい眼鏡づくりの可能性を追求しているのです。

みなさんには「製造職」として、当社で企画・デザインしたアイウェアの製造を手がけていただきます。一人ひとりの作り手が全工程に携わることが特徴で、技術力を高められる環境です。アイウェア製造のスペシャリストを目指して、入社後まずは各製造工程を知るための研修からスタート。研修後は、プラスチックフレームの磨き工程や軽作業をご担当いただきます。そして入社2年目からは、成長に合わせて新たな工程をお任せしていく予定です。肌に触れる部分やノーズパッドの心地良い丸み、奥深いフレームの艶など、ディテールには職人の技術と魂が宿ります。奥が深い眼鏡づくりのやりがいを存分に味わえる環境が当社にはあります。

当社には「眼鏡づくりのマルチプレーヤー」を目指す若手社員がいます。入社時にその社員は「BACKSTAGE」に配属され、3年間毎日フレームの削り屑にまみれながら製造に打ち込み、アナログ技術によるものづくりのノウハウを習得しました。その後、先端的な製造を行なう「BASEMENT」へ移り、CADなどのデジタル技術を活かして設計の仕事を学んでいったのです。現在は製造部門の設計主任となり、設計と生産管理を担当するまでに成長。さらに将来的には、アイウェアの美しい形状と機能を表現するデザイナーとしての活躍も視野に入れているのです。当社にはさまざまな知識・技術を吸収できる環境があり、社員一人ひとりが日々チャレンジを続けています。