これが私の仕事 |
義肢(義足・義手)の仕上げ作業です! 義肢はお客さまの身体や生活環境に合わせてオーダーメイドで製作されます。
安全、快適に使用できるように調整を繰り返した後に、仕上げ作業を行います。
私はこの作業の中の、義足を固定するベルトなどの付属品製作や、皮革を加工して義足の見栄えを整える工程に携わっています。
限られた時間の中で、適合を損なうことなく美しく仕上げる技術が必要になります。
義肢はお客さまの身体にぴったり合って安全に使用できることがなにより大切ですが、見栄えも大切な要素のひとつです。
自分の携わった義足の納品に立ち会える機会は少ないですが、営業マンから「お客さまが喜んでくれてたよ!」とお客さまの声を聞くことができるととても励みになります。
お客さまが少しでも感動を感じられるような義肢に仕上げられるよう、日々腕を磨いています。 |
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だからこの仕事が好き! 一番うれしかったことにまつわるエピソード |
何度も義足を作ってもらっているのに、こんなに嬉しいのは初めて! 50年間義足であることを隠すための義足を履いてこられたお客さまが、息子さんがデザインした柄を取り入れファッションの一部として楽しめる義足を希望されました。
オリジナルの柄を義足に使える材料に加工するために、お客さまや社内外の方達と試行錯誤を繰り返しました。
納品後、これまで「義足は安全に履ければそれでいい」とおっしゃっていたお客さまが、義足を履いた写真と共に「こんなに嬉しいのは初めて!撫でたりさすったり、鏡に映して眺めたりしています!」とメッセージをくださいました。
義足を隠すことなくおしゃれを楽しんでいらっしゃる姿に感動すると同時に、義肢は身体の代わりになるだけでなく、人生のモチベーションを左右するものでもあると実感し気持ちが引き締まりました。 |
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ズバリ!私がこの会社を選んだ理由 ここが好き |
業界最先端の専門技術や知識を持った人たちと協力し合って働く喜び!! 前職は印刷会社でWEBデザインに携わっていました。
自分の仕事が、誰かの役にたっている実感が欲しくてモヤモヤしていた時に、テレビで川村義肢の存在を知り転職を決意しました。
この会社を選んだのは、手仕事とデジタル技術が融合していることや従業員数が多く、様々な部署があったことなどが理由です。
畑違いの業界からの転職でも、自分に合う部署があるはずと感じました。
実際働いてみると、大きな会社ゆえに工程の一部にしか関われないジレンマや、情報共有の難しさはありました。
しかし、全てに関われない分それぞれの分野に特化したプロフェッショナルが大勢います。
歩いて会いに行ける社内に、ひとりでは学びきれない知識や経験を補ってくれる仲間がいる会社です。
お客さまの喜びを仲間と分かち合わえたときは感動もひとしおです。 |
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これまでのキャリア |
印刷会社で4年間勤務後、啓成会高等職業技術専門校で義肢装具の製作について学びました。2010年に当社に入社し、義肢を作るシゴトに12年間携わっています。 |