これが私の仕事 |
実験を通じてお客様をサポートする仕事 私の仕事は「様々な実験や解析技術を駆使して、金属材料の特性を評価すること」です。例えば「試作材の基礎特性の把握、従来材との比較」「損傷した金属製品の破損原因の推定」等のお客様からのご要望に対して、実験を通じて適切なアドバイスを提案することが求められています。しかし、一口に金属材料といっても、その特性は金属の種類が異なる場合はもちろん、同じ金属でも合金元素や製造工程(熱処理条件や加工条件等)によっても大きく特性が異なるため、使用用途・環境に応じて様々な工夫が施されています。私たちはこの様に様々な特性を示す金属材料に対して、お客様の目的に合った実験を行う事で、材料特性や破損物の損傷形態などを総合的に評価し、最終的には材料屋の立場から、お客様の技術課題解決をサポートすること目標としています。 |
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だからこの仕事が好き! 一番うれしかったことにまつわるエピソード |
自分の個性が会社の商品!! 当社はモノではなく実験結果や考察といった情報を報告書にして売る会社です。つまり、自分のスキル(提案力・考察力・作文力など)が商品である報告書の質に直結します。例えば私の業務の中に、部品の破損原因を「破面観察や材質調査」から推定するというものがあります。主な作業としては、使用状況等の提供情報を元に破損原因を確認するための実験方法を提案・遂行、その後、実験結果とその考察を含む調査報告書を作成し、推定原因を報告します。調査報告書は、お客様が異業種で専門分野も異なる場合が少なくないので、常に読み手を意識した作成を心がけています。
専門知識の習得やスキル向上のための努力は不可欠ですが、報告書の内容はもちろん、自分自身の専門性や対応力を含めて信頼関係を築けたりと、努力が形になった瞬間に喜びを感じます。 |
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ズバリ!私がこの会社を選んだ理由 ここが好き |
守備範囲の広い技術者になりたい!! 私は子供の頃から実験が好きで、当社に入社した理由は「色々な実験に関わり、守備範囲の広い技術者になるため」です。当社は鉄鋼メーカーが親会社であるため、鉄鋼材料の評価・分析に関する様々な技術や設備を所有していますが、最近ではそれらを活かして、非鉄・樹脂・電池材料や医療分野等と幅広い分野に挑戦しています。
私は入社以来、主に金属材料の特性評価に関わっており、機械試験などの強度試験、顕微鏡やX線、外部研究機関の装置での構造解析や物性測定等、様々な実験を行っています。また通常業務の他に、業務内で興味を持ったトピックスについては研究テーマを立ち上げ、より深く学習することで業務に役立てています。この様に若いうちから様々な活躍の場が与えられるため、守備範囲の広い技術者として成長できる環境が当社にはあります。 |
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これまでのキャリア |
材料機能評価部 材料評価Gr.(2015年~2016年)
材料評価部 材料評価Gr.(2016年~2017年)
耐熱・疲労評価センター 材料ソリューションGr.(2017年~2018年)
接合評価センター 破壊靭性Gr.(2019年~) |