大旗連合建築設計株式会社

建築を創造するうえで追及してきた私たちの哲学であり基本理念です。私たちの生きる社会は多様で複雑なもので、その傾向は益々強まりながら想像を超えるスピードで変容し続けております。建物のデザイン・機能・構造もそのような社会に適応すべく変化を続けています。しかしながら、建築が人との関係性において成り立っているという点において変わることはありません。それは建築という行為がその土地の自然、文化、歴史、景観、人々の生活への理解と、その建物に関わる人々との対話の結晶であることに変わりがないからです。関わる人々との対話、交わりが進んでいくことによって建築がよりよいものになっていく様をこの言葉で表現しています。

私たちの社名に含まれている「連合」という言葉には、個性の連帯、つまり一人ひとりの創造性を連ね合わせるという意思が込められています。設計者一人ひとりの人間性と技術・経験が、大旗連合建築設計という器の中で、ぶつかり、磨かれ、研ぎ澄まされることで新たなものが引き出され、チームとして個の能力の和以上のものを発揮する、そのような組織を目指しています。

ゼロから創造し、こだわって考えた一本一本の線が建築物となって現実となる。クライアントや施工者など関わる人たちの間に生まれた共感や一人ひとりが作ったと思える楽しさがある。私たちの設計の仕事には、このようなものづくりの喜びがあります。そしてこの喜びの連鎖が街づくりや地域の未来へにつながっていると信じています。考えたことが毎回形となって報われるわけではありません。短期間で一人前にはなれません。たくさんの技術を自ら学んでいく地道な努力が必要です。そんな仕事ですが、建築へのパッションと建築と向き合う覚悟さえあれば、ものづくりの喜びが味わえます。この喜びを一緒に分かち合いませんか？