これが私の仕事 |
単行本の編集、YouTubeチャンネル運営 実用図書出版部は、「なんでもやっていいよ」という部署です。山と溪谷社の得意分野は山と自然ですが、それ以外の分野が得意な部員も多く、そんな部員が思う存分に企画を出せるのが当部署になります。部員それぞれに得意分野があり、釣り、キャンプ、アイススケート、自然科学、狩猟、健康とバラバラ。全員が企画を持ち寄る会議では、まったく知らない世界の専門用語(抽水葉とかスタンディングとか)が飛び交う、刺激的な時間を過ごせます。好きな世界がはっきりある人には楽しい部署になるはずです。もうひとつ、私が関わっている仕事にYouTubeがあります。弊社の企業理念「あらゆるメディアを通じて、山岳や自然関連の有益な情報を広く配信し続ける」を、いまこの時代に実現させるにはなにをすべきか。改めて考え直すいい機会になっています。 |
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だからこの仕事が好き! 一番うれしかったことにまつわるエピソード |
入社2年目で雑誌を一冊まかされる 入社2年目のときに、雑誌を一冊まかされたこと。1999年のことです。いまでこそ山におしゃれな人が多くなっていますが、当時はそうではなく、ファッションを山と結び付けたかったんですね。その思いが企画になり、雑誌を一冊作っていいということになったのですが、ページは作れても雑誌一冊を作るやり方などなにもわからない。見よう見まねで、必死で作りました。カメラマン、ライター、スタイリストなどの知り合いもいないですから、少ないツテをたどって紹介してもらったり、突然電話をかけたり。そのとき感じたのは、思いが強ければ、人は動いてくれるということ。周囲にいろいろ迷惑をかけたと思いますが、最後は形になりました。いま思えば、よく入社2年目の若造にまかせたものです。自分も度量の広い先輩にならなければと思っています。 |
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ズバリ!私がこの会社を選んだ理由 ここが好き |
専門出版社はかっこいい 本が好きなので出版社に行きたいという単純な理由で活動していました。まずは大手出版社を思いついたのですが、狭き門ですし行きたい部署に行けるとも限らない。そこで自分の興味の対象を絞っていったら「登山」に行き当たり、この会社に注目するようになりました。部活の先輩がこの会社にいて、詳しく話を聞けたことも大きいです。先輩は当時『Outdoor』という雑誌の編集部にいたのですが、訪ねると皆さんアロハシャツにビーチサンダルで真っ黒に日焼けしていて、格好いいんですね。ああ、こんな世界もあるんだと思いました。そんなこともあり、それまでは『山と溪谷』のイメージが強かったのですが、読み物も多く出しているし図鑑にも定評がある。登山一辺倒ではなく幅広く本と関われることと、気どらない社風にも惹かれて選びました。 |
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これまでのキャリア |
ヤマケイJOY編集部(1年半)→山と溪谷編集部(6年)→自転車人編集部(2年半)→退職→当社へ再就職:アウトドア出版部(今年で3年目) |