■デニム生産量国内トップシェアを誇るテキスタイルメーカーです■
創業より130年を超えた当社はコットンの選定から紡績,染色,織布,整理加工まで一貫生産を行う国内唯一の企業です。
例えば、EDWIN,Levi’sなどのジーンズメーカーやユニクロ・GAP・moussyなどの人気ブランドに生地を供給。
デニム生産量は国内消費のほぼ半数を占め、世界でもトップクラスのデニム生地製造メーカーです。
当社が世界に誇るべき強みは、紡績・染色・織布・加工を自社内で行なっていること。糸の原料となるコットンの選定から染色技術の開発、生産設備まで隅々にこだわりがあります。これは世界でも類を見ない生産体制。そして、「営業」「技術」「生産」の3部門が一体となって、市場が求める製品開発に取り組んでいます。「手が込んでいてもよいから、他より品質のいい物をつくる」という創業からの思いを受け継ぎ、イメージ通りのデニムをつくりだすため、全社一丸となってあらゆる知恵を結集。また「すべての工程を一社で行うことは、すべての責任を負うこと」として、カイハラ独自の品質基準・安全基準を設け万全の管理体制を整えています。
カイハラデニムは、天然のコットンと、創業以来培ってきた藍染の技術から生まれます。糸の組み合わせや染め方、織り方の工夫で、複雑な色合いや様々な肌触りを実現。積極的に研究・開発を進め、独特の風合いや吸湿、発熱、速乾、保温、ハイパワーストレッチなどの機能を持たせることに成功しています。最近では、医療・建築・自動車業界など異業種とのコラボレーションも盛んで、要望される新しい付加価値に合った素材開発の件数は年間800点以上。しかし、そこから商品化に結びつくのは、様々なチェックをクリアした最良のものだけ。情熱が必要なものづくりの現場。そこには、仕事に魂を込める面白さとやりがい、そして無限の可能性があります。
当社は、日本国内はもとより、アメリカ、ヨーロッパ、東南アジアなど、世界20数カ国に、バリエーションに富んだデニムを供給しています。自社内での一貫生産体制により、海外高級ブランド、大手ファストファッションブランドなど、顧客に合わせた製織・加工に対応。「モンスターストレッチ」などの新しく機能的な素材を次々と生み出すとともに、原料や染料など、工程のすべてにおいて自然環境に配慮したサステナブルなデニム生地の開発も進めています。もちろん、昔ながらのシャトル織機でゆっくり織るこだわりのヴィンテージデニムも好評です。洗い、縫製でトップクラスの技術を持つ企業とコラボし、デニム好きも納得する質感を再現しています。
社長より | ■人材育成を強化
世界を拓く人材へと成長してほしい まずは所属部署、担当業務について専門的な知識・技術を高め、専門家を目指してください。 徐々にリーダーシップや管理能力をつけ中核となり、当社の近い将来を担っていただけることを期待しています。 また、国外の市場を意識し、海外ブランド向け輸出割合アップ実現などで、世界ナンバーワンとなるべく事業展開を拡大する当社では、語学力、組織運営能力、情報収集力、対人能力などマルチなスキルを持つ人材育成に力を入れています。 デニムは国際商品。 世界を相手にするクオリティは既に備えています。 社会人として、デニムを生み出すスペシャリストとして、企業として、さらに上のステージを一緒に目指していきましょう。 |
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事業内容 | ●デニム生産国内トップシェアを誇るテキスタイルメーカー
創業130年を迎えた当社は、コットンの選定から紡績、染色、織布、整理加工というデニム製造の主要な4工程をすべて社内で行う、国内で唯一の企業です。 例えば、EDWIN・Levi’sなどのジーンズメーカーやユニクロ・GAP・moussyなどの人気ブランドに生地を供給。デニム生産量は国内消費のほぼ半数を占め、世界でもトップクラスのデニム生地メーカーです。 ●新商品開発プロジェクトチームが生み出すデニムの可能性 「市場にない商品を世界に先駆けて開発していかなければならない」という発想を持つカイハラでは、新商品開発プロジェクトチームを立ち上げ、シーズ的商品開発を強化。今までにない新しく機能的な素材を次々と生み出し、国内はもとより世界のファッション・ブランドから支持されています。その独自の開発力が高く評価され、2013年には開発メンバー5名が「第5回ものづくり日本大賞 優秀賞」を受賞しています。 【MOTION FIT DENIM】 360度伸び縮みする抜群の収縮性と心地よい肌触りが特徴の“新着感デニム”。表は綾立ちの良い綿デニム、裏はパウダータッチの肌触り、全方向によく伸びるストレッチ性が特徴。優れた吸汗・速乾性により快適性も兼ね備えたデニム生地です。 【POWDER DENIM】 デニム独自のインディゴブルー色相、色落ち感はそのままに、よこ糸に人間の髪の10分の1以下の極細ポリエステル繊維を使用。さらに、生地裏面に起毛加工を施してサラサラ感のある肌触りを実現した柔らかな履き心地が特徴です。2015年開発メンバーがグッドデザイン賞、受賞。 【EX-FIT】 スリム、スキニーなどの細身ストレッチが増加する中、ストレッチ性に優れた素材開発を目指して誕生した最新の生地。緯糸にポリエステルとポリウレタンの加工糸を使い、織物設計の見直しと生産設備の増強で1年がかりで開発にこぎつけました。よく伸び、よく戻るので、膝抜け形崩れもしにくく、きれいなシルエットが長持ちします。 ●海外生産拠点をタイに建設 将来的にアジアを中心とした市場の拡大を予想し、デニム生地の供給拠点としてタイに進出。2016年からデニム生地の生産を開始しました。経済成長の著しいアジアの各国のブランドに向けて、日本と同じ品質のデニム生地を生産・供給することで、新しいアパレル市場を創り出し、事業拡大に繋げていく考えです。 |
異業種とのコラボレーション | 当社では、医療・建築・自動車業界などの異業種とのコラボレーションも積極的です。様々な業界でデニム生地を活用していただけるように、用途に合わせた素材の研究・開発を進めています。こうした幅広い開発ができるのは、一貫工程だからこそできることです。
【医療業界】 病院や大学と共同し、デニム生地のストレッチ機能に着目した医療品を開発中です。脚の血流をアップさせる着圧レッグウエアをデニム生地で製品化することを目指し、現在テスト段階に来ています。 【建築・インテリア業界】 タイルにあえてデニム生地を貼り、フロアに敷き詰めることでショップやオフィス空間を演出。建築やインテリアに使っていただけるように、防炎機能のある生地を開発しています。 【自動車業界】 車のカーシートをデニム仕様に。デニムの特徴である、使えば使うほど味が出て表情が変わることが楽しめます。カーシート専用のデニム生地を開発し、色落ちしにくい、色移りしにくい生地が採用されています。 |
サステナビリティ | 染色は水が命。当社では、絣時代から現在に至るまで、工場近くを流れる清流の水を染色に利用しています。そうした豊かな自然の恵みに感謝し、環境保全を重要なミッションのひとつとしてサステイナブルな生産活動を行なっています。
●リサイクル・リユースの促進 以前から取り組んできた各工程内の廃棄物の再利用に加え、ジーンズなどのデニム製品を回収して再び綿に戻し、再利用する取り組みを進めています。現在、再生原料の種類が非常に増えており、当社への試織開発の要望も非常に高まっています。 ●オーガニックコットンの使用 オーガニック製品として認められた綿を率先して購入し、オーガニックコットン100%の生地づくりを行なっています。オーガニック認証を取得して、さらに割合を高めていくことが素材メーカーである当社の責務です。 ●環境対応(水、染料・薬品、燃料) 水やCO2の削減、省エネルギー、排水処理管理の取り組みをいち早く目標に掲げて取り組み、すでに大きな効果を上げています。水と薬品を大量に使用する染色工程では、粉体染料から液体染料への変更により、水と薬品の使用量を大幅に削減。水の再利用も各工程で進めています。排水処理においては、公的基準を大きく超える厳しい自主環境基準を設定し、最新の施設を完備。環境に優しいオゾン処理などにより、徹底した浄化をおこなっています。さらに、太陽光発電による再生エネルギーを導入。今後は、廃棄物の燃料化(コークス化)など先進的な取り組みを進め、廃棄物ゼロを目指します。 |
創業 | 1893年 |
設立 | 1951年 |
資本金 | 8,000万円 |
従業員数 | 650名(2023年12月 現在) |
売上高 | 102億円(2023年2月度) |
代表者 | 代表取締役社長 貝原 護 |
事業所 | <本 社>
広島県福山市新市町常1450 <販売拠点> ○東京オフィス 東京都渋谷区恵比寿西1-17-10 ヒロ代官山ビル2F <生産拠点> ○本社工場 広島県福山市新市町常1450 ○吉舎工場 広島県三次市吉舎町矢井10428-1 ○三和工場 広島県神石郡神石高原町上1333-1 ○上下工場 広島県府中市上下町階見1167 |
グループ企業 | カイハラ産業(株)、KAIHARA(THAILAND)Co.,Ltd.
KAIHARA International Co.,Limited |
主要取引先 | ファーストリテイリング、ユニチカトレーディング、東レ、東レインターナショナル、豊島、伊藤忠商事、ヤギ、カイタック、Guest List、旭化成 他 |
エンドユーザー | ユニクロ、EDWIN、Levi’s、Lee、GAP、J.Crew、AG、Rag&Bone、moussy、オンワード樫山、APC、POLO、Gold win、RED CARD 他 |
沿革 | ●1893
貝原助治郎、広島県芦品郡常金丸村(現福山市新市町常)にて 手織正藍染備後絣織物業を創業。商標をス(マルス)とする。 ●1951 資本金180万円、織機34台、従業員83名をもって貝原織布(株)を設立。 会長に貝原助次郎、社長に貝原覚、専務に貝原定治が就任。 ●1954 液中絞自動藍染機を自社開発(特許) ●1956 世界初の動力織機による36インチ(90cm)幅の広幅絣を開発。 (商標:ニチボーコニイ) ●1961 世界初の48インチ(122cm)幅「絣入りサロン」を開発 中近東アデン向け民族衣装サロン(Sarong:ロングスカート状の腰布)を 輸出ウール素材の着尺用ウール小幅絣を備後で初めて造開始(東洋綿花より受注) ●1962 大日本紡績(株)の資本参加により資本金2,000万円に増資。 貝原産業(株)設立(資本金100万円) ●1965 広巾絣織協同組合設立(資本金100万円) ●1970 会長に貝原覚、社長に貝原定治が就任。チーズ染色法によるインディゴデニムを 初出荷。藍染連続染色機(ロープ染色1号機)を自社製作し、ロープ染色によるデニムを 日本で初めて市場に供給。 ●1973 上下工場開設 ●1974 (株)デニー設立(資本金5,000万円)(ユニチカ(株)、貝原織布(株)折半出資) トヨタGu8織機68台で操業開始 ●1975 公害防止協定を新市町との間に締結・活性汚泥法による排水処理施設完成。 ●1976 ロープ染色月産10万反達成、国内に於ける染色シェア75%を占める。 ●1977 ロープ染色8号機完成、ロープ染色月産12万反達成 ●1978 吉舎工場開設、スルザー織機120台による織布工場竣工 ●1980 吉舎工場整理加工工場竣工。 ●1991 吉舎紡績工場竣工(オープンエンド糸紡績ライン操業開始)。 ※これによりデニムの紡績・染色・織布・整理加工の一貫生産ライン完成。 貝原織布(株)をカイハラ(株)に社名変更。 ●1982 上下新織布工場完成、スルザー織機を増設し120台体制(グループ全体で336台体制) ●1989 本社・吉舎・上下工場に染色・織布KAPSS(販売支援生産管理システム)導入 ●1990 会長に貝原定治、社長に貝原良治就任 ●1991 吉舎紡績工場竣工(オープンエンド糸紡績ライン操業開始) ※これによりデニムの紡績・染色・織布・整理加工の一貫生産ライン完成 貝原織布株式会社をカイハラ株式会社に社名変更 ●1992 創業100周年記念式典、記念碑建立 ●1993 吉舎紡績工場でリング糸紡績ライン操業開始 ●1994 シャトル織機によるビンテージデニム本格生産開始。 ●1995 整理加工KAPSS(販売支援生産管理システム)導入 ●1996 貝原歴史資料館開館 ●2000 吉舎工場へ整経・染色工場竣工。マルス興(株)設立(資本金5,000万円)。 ユニチカ(株)所有のカイハラ株式全株を取得。 ●2002 ISO9001認証取得 ●2003 相談役に貝原定治、会長に貝原良治、社長に貝原潤司就任 ●2004 会社分離によりカイハラ(株)を財務・販売会社に。 貝原産業(株)を製造会社とする、 ●2005 貝原産業(株)が(株)デニーを吸収合併し、社名をカイハラ産業(株)に変更。 三和織布工場竣工。 ●2008 三和紡績工場竣工 ●2009 広巾絣織協同組合より整理加工業務をカイハラ産業(株)へ移管 ●2012 震災から1年を機に、日本を代表する町「銀座」から日本を元気にする目的で 「ジャパンデニム」をテーマとした「GINZA RUNWAY」ファッションショーを 各社と協力し、敢行。 ●2014 副会長に貝原潤司、社長に貝原護、専務に貝原敦之が就任。 タイにKAIHARA(THAILAND)CO.,LTD.(KTC)を設立。(製造・販売) ●2015 KTC竣工 ●2018 創業125周年記念式典 本社工場排水処理設備更新、重油ボイラー施設撤去 ●2019 香港にKAIHARA International Co.,Limitedを設立。(販売) ●2020 デニム転換50周年 ●2021 MAKUAKEクラウドファンディングスタート 三和工場太陽光発電導入 ●2022 EC販売スタート |
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