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(1)情報処理業界の概況

暮らしのあらゆる場面で、ITサービスが活用されている。例えば、買い物をした時にクレジットカードで決済したものが翌月銀行口座から引き落とされるのも、電車の運行案内が駅で表示されるのも、情報システムが構築・運用されているからなのである。
ここでは、このような情報システムの構築・運用に関係する企業を、「情報処理系の企業」として紹介する。これらの企業は、顧客企業の業務内容に合わせたシステムを構築・運用して社会を支えている。

総務省の「平成28年情報通信白書」によると、情報処理・提供サービスの実質国内生産額は、2014年は8兆1270億円で前年比1.8パーセントの伸び。市場規模は緩やかな伸びが続いている。金融機関のシステム更新のほか、マイナンバー対応のシステム更新による需要などが見込まれ、今後も情報処理系の企業のニーズは続きそうだ。

(2)情報処理業界の仕組み

情報処理系の企業は、情報システムやWebサイト上で利用されるサービスの開発・運用までを担い、「システムインテグレータ(SIer)」とも呼ばれる。
多くの場合、SIerは、ソフトウェアの開発をする企業などと協力してサービスを提供する。SIerは、顧客から案件を受注し、顧客のニーズを聞き取り、そのニーズをどのように情報システムとして実現するか、などを検討して、協力先企業にシステムの開発や運用などの業務を委託することもある。また、顧客企業にITを活用してより良い業務の進め方をアドバイスするなど、コンサルティング業務を担う場合もある。
例えば、通販会社向けの情報処理では、インターネット上での受注から、在庫管理・配送までをスムーズに行うことができるソフトを開発し、通販会社の業務の効率化を図る、などの事例がある。単に、物流に関するソフトを開発するのではなく、顧客企業が抱える課題を解決できる仕組み(システム)を作り上げ、その仕組みを安定して利用できるように、運用・保守していくことが重要だ。

(3)情報処理業界のHot Topics

IoT

Internet of Thingsの略。「モノのインターネット化」とも呼ばれる。これまでインターネットと縁遠いと考えられていたモノに通信機能を持たせ、遠くからでも位置確認や操作、情報のやりとりができるようにする技術のことだ。人やモノの動きをデータ化し分析して、サービスや商品の改善に連携させる。製造や建築現場などの大規模なものから、身近なところではスマート家電や介護現場の見守りサービスまで、インターネットでつながった情報を処理するサービスなどがある。2020年には、IoT市場は2015年の2倍になると見込まれている。

ビッグデータの活用

Webサイトの閲覧履歴や購買履歴、SNSの投稿文や写真、IoTからの情報など、増え続けるビッグデータをいかに活用するかが、多くの企業の課題となっている。そこで、自社内にデータ活用のノウハウを持たない企業から、情報処理系の企業に外注依頼が増加すると予想される。

セキュリティ対策はますます重要に

マイナンバー制度への対応、顧客の個人情報管理の安全性の強化、サイバー攻撃への対策などから、各企業のセキュリティ対策に費やす予算は増加傾向にある。

自動運転車の開発

自動車の「自動運転」に向け、自動車メーカーと情報処理系企業が連携して開発を行っている。衝突防止ソフトなどのさまざまなソフトを組み込んだ、高度なシステムの開発に注目が集まっている。

(4)関連業界とのつながり

金融業界(銀行など)

金融業界では、ITを駆使して新たな金融サービスの開発に余念がない。金融(ファイナンシャル)とITを組み合わせた造語である「フィンテック」は、近年注目を浴びているキーワードである。

鉄道・航空

社会の交通インフラを支えているのも情報システム。鉄道の運行システム、航空会社の管制システムや事前旅客情報システムなど、ITと交通インフラの関係は密接である。

監修:日本総合研究所 吉田賢哉

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