豊富なエネルギー資源を武器に経済発展を目指すロシアが、今最も力を入れているのが極東での資源開発。サハリン北東部のオホーツク海沿岸では、総事業費2兆円を超える石油・天然ガスの採掘プロジェクト「サハリン2」始動しています。2012年には、天然ガスを陸上ルートで運ぶ長大な天然ガスパイプラインが建設され、原油を運ぶ「太平洋石油パイプライン」も大幅に延伸されており、今後も鉄鋼需要の拡大が見込まれています。