19世紀の末、鉄鋼生産量でイギリスを抜いてトップに立ったアメリカは、20世紀を通じて“鉄鋼先進国”として世界をリードし続けました。今日では、粗鋼生産量こそ第4位となっているものの、アメリカが世界有数の鉄鋼需要国である事実に変わりはなく、鉄鋼業界に大きな影響力を持っていることは誰もが認めるところです。鉄鋼消費量は経済全体の動きとも密接につながっており2018年は1億15万トンとなっています。また、一人当たりの鉄鋼生産量はGDP(国内総生産)に比例するといわれており、これからも世界有数のマーケットとして大きな需要が期待されています。