欧州石炭鉄鋼共同体「ECSC」は1950年5月9日にフランス外相ロベール・シューマンが提唱し設立した国際機関。共同市場において、ヨーロッパの共同体を設立するというもので、鉄鋼と石炭を巡る国家間の紛争を抑制し、ヨーロッパの経済成長を促すことを目的としていました。ヨーロッパの国々が自由に参加できる機構の設立は、後のEU統合の基盤となりました。EU28ヵ国の2018年の鋼材消費量は1億6972万トンです。