就職説明会のひとつ、“合同企業説明会”とは?

就活を経験した先輩から「合同企業説明会なんて行かなくてもいいよ」と言われた経験はありませんか? でも、実は合同企業説明会には、良いことがたくさんあるのです。合同企業説明会について、特徴から効率的な回り方、注意点まで、わかりやすく紹介します。

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(1)合同企業説明会とは?どんなことが行われるの?

合同企業説明会(合説)とは、文字通り、たくさんの企業が集まって合同で行う説明会のこと。

リクナビのような就活情報サイトをはじめ、大学や地方自治体などが、全国各地で行っています。その規模は、数百社が集まる会場に数万人もの学生が参加するものから、数十社が参画して数十人程度の学生が集うものまであります。

会場に設置された企業のブースでは、集まった学生に向けて、会社概要や事業内容、先輩社員の話などを紹介する会社説明会が行われるほか、ブースを設けていない人気企業による講演形式の会社説明会が行われることもあります。

さらに、エントリーシートの書き方や面接でうまく自分を伝えるコツ、筆記試験のポイントなど、就活ノウハウを学べるセミナーなども開催され、毎年満席で予約が取れないほど人気です。キャリアカウンセラーや学生の就活事情に詳しい専門家などが丁寧に教えてくれます。

合同企業説明会会場入口の画像

(2)合同企業説明会のメリット

合同企業説明会が行われるのは、一般的に3月から8月にかけて。特に3月は、就活の開幕にふさわしい大規模なイベントが多く見受けられます。

参加した先輩たちは「こんなにたくさんの企業があるんだ!」「こんなに同期がいるんだ!」と驚きつつも、「いよいよ就活のスタートだ」と気持ちが切り替わったそう。

合同企業説明会に参加するメリットは、何といっても1日でたくさんの企業を回れること。各ブースで行われる説明会は1社あたり30分程度とコンパクトなので、1日で10社以上回って情報収集をする学生もいるようです。

(3)合同企業説明会で自分に合う企業と出会うためのコツ

1. “就活スタート時期”は、先入観を抱かず、知らない企業との出会いを大切に

就活のスタート時期は、先入観を抱かずに、広くいろいろな企業と出会うことを心がけるといいでしょう。

目指すブースを数社回ったら、あとは知らない企業を回ってみるのもお勧めです。志望業界がすでに定まっていても、あえて違う業界の話を聞いてみたり、B to C 企業を志望していても、B to B企業の話を聞いてみたりすることで、企業選びの視野が広がる可能性も。

また、会場を歩いていると、企業から声をかけられることがありますが、こうした偶然の出会いも大切にしておくといいでしょう。合同企業説明会は、それまで知らなかった企業と出会えるチャンスなのです。

リクナビでは大規模な合同企業説明会と同時に、「専攻別(理系、機械・電子・情報系、建築・土木系)」、地元での就職を目指す学生のための「Uターン」、「グローバル」、「女子向け」など、さまざまな属性に向けた特設イベントが開催されます。これらに積極的に参加することも、可能性の幅を広げることにつながるでしょう。

合同企業説明会会場内の画像

2.“3月後半以降”は、いろいろなタイプの合同企業説明会の中からあなたに合うものを選ぼう

3月後半になると、就活スタート時期よりも、業界や企業の話をより詳しく聞くことができる合同企業説明会などが行われます。

「合同企業説明会は、就活の最初に行くもの」、「すでに企業をリストアップしてあるから必要ない」などと考える人もいるかもしれませんが、参加することで自分の志望している企業のリストがブラッシュアップされるかもしれません。

また、就活中の選考結果が思わしくなければ、新しい企業への出会いを求めて、参加してみるのもいいでしょう。また、就活後半の時期には、会場でそのまま面接を受けられるタイプのものも開催され、その日のうちに次のステップに進めることもあります。

(4)せっかく行くなら! 限られた時間内で合同企業説明会を有意義にするポイント

1. 効率よく回れるよう事前準備もしておこう

限られた時間内で会場内を効率的に回るには、ある程度事前準備をしておくといいでしょう。

多くの企業が集まる会場では、目的のブースにたどり着くのもひと苦労。まずは参画企業一覧をチェックして、目当ての企業をマークしておき、数日前にインターネットにアップされる(当日、会場でも配布されます)ブース配置図にマッピングしておくと、会場で焦らずに済みそうです。

とはいえ、なかなか計画通りには動けないこともあると思います。事前に計画は立てつつも、当日の状況に応じて臨機応変に行動するのがおすすめ。計画にはなかった偶然の出会いにも期待しながら、柔軟性をもって臨むようにしましょう。

また、混雑も予想されますので、会場入りまでに時間がかかることも想定し、早めに到着しておくと安心です。

2. 体調管理もしっかりと

合同企業説明会によっては、朝から夕方まで企業ブースでの説明会やセミナーなどが行われていることがあります。せっかくの機会なので、より多くの企業の話を聞き、セミナーなどでより多く学びたいと考える方も多いのではないでしょうか。

もちろんその熱意は大切なのですが、自分の体調を気遣うことも忘れないでください。また、「空腹だと頭が働かない」なんてことも考えられますので、話をしっかりと聞くためにも、入場前に食事を済ませておく方がいいでしょう。

そして、合同企業説明会の会場は広いので、できる限り歩きやすい靴を選ぶのがポイント。特に、ヒールの高い靴は避けた方がいいでしょう。

前日はしっかりと睡眠を摂る、当日は入場前に食事を済ます、こまめに休憩するなど、万全の体調で合同企業説明会を楽しんでください。

合同企業説明会中の様子

3. “リクナビアプリ”を活用するとリクナビ開催の合同企業説明会への入場がスムーズ

リクナビが主催する合同企業説明会に参加する際に便利なのが、“リクナビアプリ”です。

リクナビアプリをダウンロードしておけば、合同企業説明会に参加するための申し込みはもちろん、当日会場で必要となる参加票も、携帯アプリを提示すればOK。これまでは、参加票をプリントアウトして持参しなければならなかったので、プリンタを持っていない人にとってはうれしいお知らせです。

また、リクナビアプリの“Push通知”も合同企業説明会で活躍してくれます。というのも、会場で行われるセミナーへの参加は、合同企業説明会への参加申し込みとは別に、申し込みをする必要があります。例年セミナーは人気が高く、予約開始から数分で満席になってしまうことが多いので、注意が必要です。そこで、リクナビアプリではPush通知で事前にセミナーの予約開始日をお知らせし、見逃さないようにサポートしてくれます。

(5)最後に

合同企業説明会で、就活をスタートする人は多いでしょう。どう行動すればいいのかわからずに不安な人は、まずはここから始めてみませんか。気負うことなく、企業の人たちの話を聞いてみることが就活の第一歩となることでしょう。

 

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記事作成日:2016年11月11日 記事更新日:2022年1月27日

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