気軽にOB・OG訪問ができる!「まるっとOBOG訪問」イベントレポート

働く社会人を訪問し、仕事の面白さや大変さ、企業のいいところや悪いところなど、リアルな情報に触れることができる「OB・OG訪問」。業界や職種にかかわらず、多くの社会人に出会えるのは就活を行う学生の特権です。自分にしか得られない一次情報に触れ、企業研究や自己分析を深めることもできます。 今回は、そんなOB・OG訪問に特化したイベントの様子をレポート。1日で複数の社会人と出会い、話を聞いた参加者の皆さんは何を感じたのか、参加者の声を紹介します。

「まるっとOBOG訪問」イベントレポート

「OB・OG訪問をしたいけれど、個別に連絡するのはハードルが高い…」
「忙しい中、時間をつくっていただくのは気が引ける」

OB・OG訪問をしたくても尻込みしてしまう学生は少なくないはず。そんな学生も気軽に参加できるイベントとして全国で開催されているのが、「まるっとOBOG訪問」です。OB・OG訪問のソーシャルマッチングサービス「Matcher」と「リクナビ」を運営するリクルートキャリアが開催している本イベント。「Matcher」に登録している社会人の先輩たちが参加し、普段の仕事内容や働き方、就活のアドバイスなど、それぞれのトークテーマを用意して学生たちを迎えます。

「まるっとOBOG訪問」会場風景

イベントの特徴は、

  1. 所属大学に関係なく、複数の学生と一緒に社会人の話を聞けること
  2. 2時間のイベント時間内で、3名の話を聞けること

です。1対1では緊張してしまう…という学生もリラックスして話が聞ける座談会スタイル。1名30分のOB・OG訪問を3ターム行うので、さまざまな業界や職種の社会人の話を1日で一気に聞くことができるのです。

今回レポートするのは、2019年3月に開催された東京でのイベントです。
会場に入った学生の皆さんは、まず、当日配布されるトークテーマ一覧を基に、約70名の社会人が用意している「トークテーマ」の中から、興味のある内容をチェック。

トークテーマ一覧を確認する学生

話したいOB・OGの席に着き、ほかの学生と丸くなって30分間自由に話します。

個別ブースでOB・OG訪問を受ける社会人男性の写真

参加した社会人は業界も職種もバラバラ。業界全体の話から、営業・企画・研究職などそれぞれの仕事内容のやりがいや大変さ、就活での自己分析の進め方や面接準備についてまで、テーマも多岐にわたります。

個別ブースでOB・OG訪問を受ける社会人女性の写真

「話を聞きたい方がたくさんいて選べない!」と頭を悩ませる学生の姿もありましたが、どの席でも真剣にメモを取りながら話を聞く姿や、和気あいあいと質疑応答で盛り上がる様子が見られました。

OB・OG訪問してみてどうだった?参加者の声を紹介!

では、実際に参加した学生は、社会人の生の声を聞いてどんな感想を持ったのでしょう。話をうかがいました。

参加者の声1 「業界、職種軸で先輩の話を聞けたのが新鮮だった」
「友人が前回のこのイベントに来ていて、行ってみた方が良いと勧められて来ました。OB・OG訪問といえば企業軸で先輩に会いに行くことが多いけれど、このイベントでは業界や職種がさまざまな先輩に1日で会えるのが新鮮。人事採用担当はこういうところを見ているよ、といった就活の裏話を聞けたのも役立ちました」(明治大学/女性)

参加者の声2 「先輩方に“受け入れてもらえる”安心感があった」
「OB・OG訪問をした方がいいとわかっていながらも、実際に行動を起こせずにいました。社会人の方に個別にメールするのは『断られたらどうしよう』と緊張してしまって…。でもこのイベントは、受け入れてもらえる安心感があり、話もしやすかったです。
トークテーマで選んだのは“面接でどんなことを聞かれるか、どんなふうに話をすべきか”について。私は面接で、結論を先に話すのが苦手だったのですが、そもそもなぜ結論ファーストが良いのかを教えてくれて納得感がありました。印象的だったのは、就活のゴールは内定ではない、という話。『企業側も、一緒に働く仲間を探している。だから、仕事でも必要な、結論から簡潔に話す力を見ている。仕事でも活用できるスキルだから大事なんだよ』と教えてもらえて、面接への意識が変わりました」(法政大学/女性)

参加者の声3 「メーカー、IT、人材など、1日で幅広い業界の話を聞けた」
「業界が定まっていないので、幅広い業界の先輩の話を聞きたいと思って参加。メーカー、IT、人材業界とまったく異なる業界の仕事内容を1日で聞けたのは、とても効率的でした。入社1~2年目など年齢の近い先輩と話ができ、緊張することなく質問ができたのも良かったです。
就活へのアドバイスでは“軸の見つけ方”についてヒントを頂くことができました。自分が好きなこと、関心のある身近なことに着目して、なぜ好きなのかを繰り返し自問することで一番深いところまで深掘りする。その大切さを教えてもらい、これからの就活の役に立てていきます」(共立女子大学/女性)

参加者の声4 「具体的な業務内容を聞いて、営業職のイメージが変わった」
「いろんな職種の話を1日で聞けるいい機会だと思い参加しました。印象的だったのはメーカーに勤務する技術営業の先輩の話です。話を聞くまで営業には『商品を売る仕事』というイメージがありましたが、具体的な仕事の進め方を聞き、『お客さまとのニーズのズレを擦り合わせて、調整していく仕事』なのだと理解が深まりました。イメージだけで仕事内容を知ったつもりにならず、実際に働く方のリアルなエピソードを聞く大切さを実感しました」(成城大学/男性)

参加者の声5 「自己分析の新たな視点に気づかされた」
「リクナビのイベントに来たら、隣の会場でこのイベントをやっていたので、『こんなのあるんだ』と気軽な気持ちで参加。OB・OG訪問は今回が初めて。個別に連絡して会いに行く勇気が出ないまま時間がたってしまいました。 エントリーシートの書き方や面接準備についてなどを中心に話を聞きました。今まで、自己PRではスキルや成果、実績のことばかり書こうとしていましたが、そうではなく、ささいな行動に表れる自分自身の特性や強みを考えるべき、とアドバイスを頂きました。新たな視点に気づかされ、とてもためになりました」(立教大学/女性)

ほかにも、
「出身大学に関係なく話を聞くことができて良かった」
「内定者からベテランの方まで幅広い方がいて自分の聞きたいことに合った方と話ができた」
「会社の公式な情報だけでなく、入ったからこそわかる社員の方のぶっちゃけ話を聞けたのはとても良かった」
といった声も寄せられました。

社会人がOB・OG訪問を受ける理由は?

今回のイベント「まるっとOBOG訪問」に参加した社会人は約70名。OB・OG訪問を受けようと思った理由は何だったのでしょう。3名の先輩に話を聞きました。

OB・OGの声1 「就活がうまくいかなかったからこそ、伝えられるアドバイスがある」
「自分自身、就活がうまくいかず、新卒で入った会社とのミスマッチがありました。転職によって今の会社に巡り合った経緯があり、『就活時にもっとこんな視点で会社を見ておけば良かった』という思いがあります。OB・OG訪問を受けるのは、そんな実体験を基に、学生の皆さんにアドバイスができればいいなと思うから。『就活のときにこんな先輩に出会えていたら良かった!』と自分自身が思えるような存在になることが、目標です。
今回のイベントに参加し、漠然とした不安を抱えている学生が多いなと感じました。『面接で何を伝えるといいのか』という質問を多く受けましたが、皆さんに伝えたのは『面接は自分が伝えたいことを伝える場ではない』ということ。企業が求める人物像とマッチしているかどうかをお互いに擦り合わせる場所、という視点で就活を進めていってほしいなと思います」(不動産業界/男性)

OB・OGの声2 「自分で枠を設けず、多くの社会人に会いに行ってほしい」
「私は学生時代にMatcherのユーザーでした。女子校出身で学歴にコンプレックスがありましたが、Matcherは大学に関係なく先輩に出会える。自分では手に入れられなかった機会をMatcherが提供してくれて今があるので、その恩返しがしたいと思ってイベントに参加しました。
学生と話をしていると、“やりたいこと”や明確な“夢”がなくてはいけないと、マスト意識で活動している方が多いなと思います。やりたいことがわからないからこそ、いろんな人の価値観に触れて視野を広げるためにOB・OG訪問がある。ぜひもっと気楽に社会人に会いに行ってほしいですね。私自身もそうだったのですが『この学歴だから』とか『地方だから』とか『私なんて』などと、自分で枠を決めないでほしい。一度枠を取っ払うと、企業側ってそんなに気にしていないんだとわかって心がラクになるはずです」(人材業界/女性)

OB・OGの声3 「行きたい会社がわからないからこそ、OB・OG訪問をしてほしい」
「僕自身、就活時にOB・OG訪問をしたことで、気持ちがラクになった経験があります。就活とはこういうもの、企業はこういうもの、とがんじがらめになっていたとき、社会人の話を聞いて『仕事ってそんなふうに考えればいいんだ』と視野が広がり、肩の力を抜いて就活ができるようになったんです。先輩たちへの感謝の思いを後輩たちに“恩送り”できればと思い、イベントに参加しました。
学生さんは、やりたいことがわからずに悩んでいる方がとても多い。でも、やりたいことを追求するために社会人になり、目の前の仕事を通じてキャリア形成していってもいいと思います。僕が伝えられることは、やりたいことが定まっていなくても大切にしたい就活の判断軸。こういう考え方で進んでいけばいいんじゃないか、という考え方を伝えていけたら、学生の皆さんの役に、少しでも立てるかなと思っています。OB・OG訪問は、行きたい会社が決まってからするのではなく、わからないからするもの。社会人と接点を持って、こういう働き方もあるんだ!と知ってほしいですね」(生命保険業界/男性)

OB・OG訪問に関するよくある疑問を解決!

OB・OG訪問の服ってどう選べばいいの?

OB・OG訪問で学生が頭を悩ませがちなのが「何を着ていくべきか」。会社説明会や面接ではないからスーツじゃなくても大丈夫?社会人に会うのだからビジネススタイルが基本なの?と判断に迷いがちです。

そこで、今回イベントに参加した社会人の方はどう考えているのか、声を聞いてみました。

Q. 自分がOB・OG訪問を受ける際、学生にどんな服装で来てもらいたいですか?(n=44、単一回答)

社会人がOB・OG訪問を受ける際に、学生にどのような服装で来てほしいかを聞いたアンケートグラフ

アンケートに答えてくれた44人の社会人中、スーツと答えた方は2%。私服が30%、どちらでもが68%という結果になりました。

その理由には
「OB・OG訪問において服装の選択は関係がないから。選考などがあるのであればスーツで構わないし、休日であればリラックスした格好で良いです」
「自分が一番話しやすい服装で来てほしいです」
「服装で何かを判断する立場にはないので、リラックスして話をしてほしい」
といった声が集まりました。

なお、スーツと回答した社会人も「スーツの着方についてもアドバイスしたいので。なかなか言ってくれる人はいないので、この機会に伝えてあげたいと思った」という理由からでした。

OB・OG訪問は選考ではないので、自分が一番素直に話せるスタイルを選ぶといいでしょう。

では、私服の場合どんな服装で行けばいいのでしょう。今回のイベント「まるっとOBOG訪問」に私服で参加した学生に、どんな視点で服を選んだのか聞いてみました。

OB・OG訪問イベントにベージュのコート、黒のカットソー、ベージュのパンツで参加した女子学生

「OB・OG訪問は初めて。社会人に会うのでシンプルできれいめを意識しました」

OB・OG訪問イベントに白のニット、黒と白のチェックのスカートで参加した女子学生

「私服参加は友達と相談して決めました。スカート丈は短くなりすぎないように意識。原色など派手すぎない色味にしました」

OB・OG訪問イベントに黒の上着、黒のパンツで参加した男子学生

「前日まで2日連続でスーツを着用していたので、(スーツを)休ませたくて、今日は私服で参加。リラックスできる、普段通りの服装を選びました」

OB・OG訪問イベントにグレーのトップス、白のスカートで参加した女子学生

「社会人に会うので、スカートは長めの丈に。色も落ち着いた色を選びました」

OB・OG訪問イベントにベージュのニット、黒のパンツで参加した男子学生

「基本的には普段通りです。パンツはだぼっとしているとだらしなく見えるので、細身のものに。靴は革靴を選び、きちんと見えるように意識しました」

OB・OG訪問イベントに白のニット、茶色のチェックスカートで参加した女子学生

「気楽に参加したいなと思っていたので、着たい服を選びました」

全体として落ち着いた色合いを選ぶ学生が多く、清潔感を意識したスタイルが目立ちました。

OB・OG訪問でどんな質問をすればいいの?

OB・OG訪問では「どんな質問をすればいいのかわからない」という声もよく寄せられます。今回のイベントに参加した学生は、OB・OG訪問時にどんな質問をしているのでしょうか。アンケートからは次のような回答が届きました。

Q. OB・OG訪問の際、どんな質問をしましたか?
「仕事が楽しいときはどんなときですか?」
「大変だけど、やりがいや成長を感じた仕事は何ですか?」
「新卒に求めていることは何ですか?」
「普段の休日の過ごし方や、実際の残業時間を教えてください」
「就活でやっておいた方がいいことは何ですか?」
「限られた時間の中で企業研究はどのように行いましたか?タイムマネジメントの方法を教えてください」

OB・OG訪問は、業界や企業、仕事内容や働き方について、さまざまな視点を得る情報収集の場。選考ではないので、基本的には聞きたいことを素直に質問していくといいでしょう

どんな質問をすればいいか、より詳細を知りたい場合は、こちらの記事も参考にしてください。
何を聞く? OB・OG訪問で聞いておきたい質問

OB・OG訪問は、会社説明会や面接ではなかなか聞けない、“働く”のリアルを知れる良い機会。ぜひ、多くの先輩に話を聞きに行ってはいかがでしょうか。

記事作成日:2019年4月16日

 

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