OB・OG訪問まるわかりガイド

OB・OG訪問とは、働く社会人を訪問し、企業の情報やその人の働き方などについて話を聞くこと。実施した先輩たちが感じたメリットから、社会人の探し方、訪問の手順まで詳しく紹介していきます。

(1)OB・OG訪問のメリットは?

2017年卒の内定者にアンケートを実施したところ、「OB・OG訪問を実施した」と回答した人は23.7%という結果に。約4人に1人が実施と多くはありませんが、実施した人のうち、97.5%が「実施して良かった」と回答をしています。先輩たちはどのような点に良かったと感じたのでしょうか? OB・OG訪問をすることのメリットや得られるものなど、先輩たちの声を紹介していきます。

●OB・OG訪問を実施しましたか? N=1025
※単一回答

OB・OG訪問を実施しましたか?グラフ

●OB・OG訪問を実施して良かったですか? N=243
※単一回答

OB・OG訪問を実施して良かったですか?グラフ

先輩たちの声の中で、最も多かったのが、「実際の仕事内容を詳しく聞けて、自分も働くイメージが持てた(公務員内定/女性)」のように、仕事内容を詳しく聞ける、という点。

新入社員はどんなことをするのか、どんな相手にどんな話をするのか、1週間のスケジュールについても詳しく話を聞くことができます。また、「実際の仕事場の状況や説明会では聞きづらかった事を聞くことができた(化粧品業界内定/女性)」「人事の方には聞きづらい、給与や休暇のこと、実際に働いてからのギャップなどを聞くことができた(医療業界内定/女性)」と、会社のリアルな内情を聞けるのがメリット、という声も多くありました。

ほかには、「先輩の就活について聞けて参考になった(コンサルティング業界内定/女性)」「悩みや不安を聞いてもらい、アドバイスをもらえた(銀行内定/女性)」「面接の時にどの部分を重視すれば良いのかがわかって良かった(サービス業界内定/男性)」「目指したいと思える先輩方に出会えたことは、就活のモチベーションアップにつながった(食品業界内定/女性)」など、就活の参考になった、モチベーションアップにもつながった、という声も。

会社・仕事内容について、深く理解することができ、就活の参考にもなる。実施した人のほとんどが、「実施して良かった」と回答しているように、OB・OG訪問をすることで得られるものは多いようです。

(2)OB・OG訪問はいつから始める?

OB・OG訪問の時期について先輩たちに聞いてみると、就活が始まる3月や、その前後に実施した先輩たちが多いようです。

ただ、OB・OG訪問は、何月に実施する、と決まっているわけではありません。就活が始まると、エントリーシート作成、説明会参加など予定も増えてくるので、時間に余裕があるうちにOB・OG訪問を実施するのも良いでしょう。

(3)OB・OG訪問の流れ

それでは、どのようにOB・OG訪問を実施していくのか。訪問の手順を確認していきましょう。「知っているOB・OGがいない…」という人も、社会人に話を聞くルートはあります。ぜひ、たくさんの社会人に話を聞きに行きましょう。

STEP1 OB・OGを見つける

まず、代表的な方法は、学校の就職課・キャリアセンターなどにある卒業生名簿や卒業生データベースから探す方法です。「OB・OG訪問のために、連絡を取りたい」と相談すれば、閲覧の方法を教えてもらえるでしょう。

次に、自分の人脈から探す方法。ゼミや研究室、サークルなどの先輩たちに、OB・OG訪問をお願いしてみましょう。

また、アルバイト先、家族や親戚など、身近な大人の中にも企業で働く社会人はたくさんいるはず。志望業界でなくても、働く社会人のナマの声は参考になりますし、本人だけではなく、友人を紹介してもらえれば、業界や企業も広がります。

STEP2 OB・OG訪問を依頼する

訪問依頼はメールか電話で行うのが一般的。メールをする際はできるだけ「わかりやすいメールタイトル」をつけましょう。

社会人の多くは、一日に大量のメールに対応しています。「OB訪問のお願い」など、何のメールかひと目でわかるようなタイトルをつけるようにすると良いでしょう。

電話をする際に気をつけたいのは時間帯。一般的に忙しいと言われている、始業直後や終業直前は避けましょう。また、昼休みや夜遅い時間も控えましょう。

なお、個人情報の流出に敏感な人も多いので、メールの場合も電話の場合も、どのように連絡先を知ったのか、そのルートを伝えるようにしましょう。

メールの書き方を詳しく知りたい人はこちら↓
【例文付き】OB・OG訪問で役に立つメールの書き方

STEP3 訪問準備をする

まずは先輩が所属する会社の基本的な情報を調べておきましょう。

ホームページやリクナビの企業ページを参考に、その会社が所属する業界、主な商品・サービス、取引先など、その会社のビジネスがどのように成り立っているのかについて、理解しておくと良いです。先輩の話に対する理解も深まりますし、より具体的な質問ができるでしょう。

また、OB・OG訪問の時間は限られているので、先輩にどんなことが聞きたいのか、事前に質問事項を整理しておきましょう。

STEP4 実際に会う

訪問当日は、到着連絡や万が一の遅刻のために、先輩の連絡先を控えておくようにしましょう。先輩にも自分の携帯電話のメールアドレスや電話番号など、当日連絡が取れる連絡先を伝えておきましょう。

訪問時のポイントは、先輩との対話を意識すること。準備してきた質問を一問一答形式でぶつけてしまうと、形式的になってしまい、話が広がらない可能性も。先輩が話してくれた内容に対して、感想を述べたり、さらに質問をしたりするよう意識してみてください。先輩と対話をすることで、会話も盛り上がり、貴重な話が聞けるでしょう。

STEP5 お礼の連絡をする

お世話になった人にお礼をするのは、社会人としてのマナー。

お礼のメールは、時間がたつとお互いに印象が薄れ、儀礼的なものになりがちです。当日中か、少なくとも先輩が翌日出社した時には届いているように、朝のうちに送っておきたいもの。文章は形式的な表現だけでまとめるのではなく、先輩のどんな話が参考になったのか、自分が感じた感想なども交えて感謝の気持ちを伝えましょう。

(4)OB・OG訪問では何を聞く?

OB・OG訪問を実施した先輩たちがメリットとして感じていた、会社や仕事内容について、より深く理解できるように聞いていきましょう。

なお、ホームページやリクナビを見ればわかるようなことを聞くのに時間を使ってしまってはもったいないです。先輩自身がどんなことをしているのか、どんなふうに感じているかなど、直接聞かないとわからないことを聞くのが良いでしょう。

また、先輩がどのようにしてこの会社を選んだのかを聞くと、その会社のこともよくわかりますし、同業他社との比較や、就活のヒントになることも聞けるのでオススメです。

どんな質問をしたらよいのか、質問例などを詳しく知りたい人はこちら↓
何を聞く? OB・OG訪問で聞いておきたい質問

OB訪問をしている学生の画像

(5)OB・OG訪問時に特に意識したいマナー

OB・OG訪問をする際は、社会人である相手に失礼のないよう、基本的なマナーは押さえておくようにしましょう。ここでは特に意識をしてほしいポイントを2つに絞って紹介します。

まずは、時間を守ること。相手は、忙しい社会人。貴重な時間をもらうことを意識しましょう。電車の遅延、道に迷うなど、不測の事態も予測した上で、余裕を持って集合時間の前に待ち合わせ場所の付近に着いているようにしましょう。会社に訪問する場合は、あまり早くに訪問するのも失礼にあたりますから、付近で待機しておき5分前になったら受付に行くのが良いでしょう。

2つ目は、あいさつです。ビジネスマナーの基本と言えるのがあいさつ。先輩と最初に顔を合わせた時や、OB・OG訪問終了時に「こんにちは」「ありがとうございました」など、場面に合わせてハキハキとしたあいさつを心がけましょう。

そのほか、服装や敬語の使い方など、事前に押さえておきたいマナーはこちら↓
社会人と接する最低限のマナー

 

【調査概要】
調査期間:2016年9月28日~10月5日
調査サンプル:2017年4月に入社予定の企業に内定している全国の専門学校生・短期大学2年生・大学4年生・大学院2年生の男女1025人
調査協力:株式会社クロス・マーケティング

 

記事作成日:2017年9月12日

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