Profile 法総合政策学部 総合政策学科 4年 大学1年生から、身近な社会問題について話し合う学生のサークルに参加し、イベント運営などにかかわる。同団体では代表も務め、組織運営の難しさや面白さを知った。また、大学2年のときに参加した大手Web企業のセミナーでソーシャルメディア業界の未来について話を聞き、Webや広告業界に興味を持つようになった。
インターンシップでは、「自分がビジネスの場でどれだけ通用するか試してみたい」と思っていました。僕が参加したのは、ネットによるマーケティングリサーチシステムを提供しているWeb企業のインターンシップ。Webや広告は、もともと関心を持っていた業界でした。インターンシップのコースは、すでにリリースされている携帯端末向けアプリの販売促進方法をグループで考え、実践するというもの。実際にビジネスプランを考えられて、社会人の方に評価してもらえる内容に魅力を感じて応募しました。
インターンシップの期間は1カ月。4~5人のチームで成果を競い合うコンテスト形式でした。1週間で販促方法を立案し、中間発表を実施。フィードバックをもとにプランを練り直して、残りの3週間で企業から支給された活動費用を元手に販促活動をする段取りです。
アプリの利用者を増やすために、僕たちが目をつけたのは主婦層でした。ブログでの情報発信など、10代の若者に次いで口コミを多用する主婦。主婦ブロガーの利用者が増えれば、口コミ効果が狙えるのではと考えたのです。けれど、このアイデアは中間発表で再考を余儀なくされました。肝心の主婦ブロガーへ情報を届ける方法が煮詰まっていなかったからです。また、プロモーションするアプリが主婦に受け入れられやすいものなのかという前提もきちんと考えられていなかった。「主婦を取り込めれば、その情報発信能力を利用できるはずだ」。そんなアイデアだけが先行し、現実的なプランを考えられていなかったんです。中間発表での反省を踏まえ、実際の販促活動は大きく方針転換し、街中でチラシを配り、携帯電話からバーコードですぐに登録できるようにして利用者を獲得する方法にしました。
僕たちのとった方法は、決して効率的ではなく大きな成果は挙げられませんでした。それでも、情報の受け手の行動を想定し、地に足のついた実践ができたのは、自分たちの大きな成長だと思います。ホームページなどで取沙汰される情報や上っ面の知識だけでは、机上の空論しか立てられないと気づけたことは、実践的なコースを通して得られた大きな成果です。
1カ月にわたる長期インターンシップで実感したのは、モチベーション維持の難しさ。インターンシップをしながらアルバイトをしていたこともあって、忙しさにかまけて、一番大事なアプリのプロモーションに専念できませんでした。最後に社員さんから「雑に生きると差がつくよ」と厳しい言葉もかけられました。「やりきった」と自信を持てるだけの活動ができなかったことには悔いが残ります。ですが、こうした経験から、モチベーションを保ち続けるために自分に何が足りていなかったのかを、真剣に考える機会を持てました。
自身の経験を踏まえて、皆さんに2つのアドバイスがあります。第1に、インターンシップには明確な目的を持って臨むこと。忙しさに負けそうなときや、失敗してしまい迷いを感じたとき、自分がインターンシップでどう成長したいか思い出せれば、自分がすべきことは自ずと見えてくるはず。第2に、スケジュール管理の徹底。目の前の仕事だけでなく、先のことを見据えて行動することが大事です。特に長期インターンシップでは「まだ時間はある」と思いがちですが、余裕を感じている暇なんてありません。時間はあっという間に過ぎていきます。インターンシップ後の自分自身を常に思い描きながら、将来へとつながる有意義な時間にしてください。
エントリー数:1社 / 参加社数:1社
エントリーシート、面接1回(学生1名:面接担当者2名)
「大学生活で力を入れていることについて」「リーダーシップをとった経験があるか」など。
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