Stepで解説! 「自己分析」の方法

「就活には自己分析が大事」とわかっているけれど、具体的にどうやってやればいいのかわからない。そんな人のために、リクルートキャリアが運営する『リクナビ就職エージェント』で、新卒学生の就職活動支援を行っているキャリアアドバイザーに、オススメの自己分析法を聞きました。

(1)まずは自己分析の目的を知っておこう

「自己分析は大事」とよく聞くけれど、そもそも、なぜ自己分析が重要なのか、なぜやった方がいいのか、わからないという人もいるのではないでしょうか。

自己分析は、自分の仕事選びの軸を明確にするため、そして自分のことを他人にわかりやすく説明するために重要です。『これが就活の何に必要なの?』と思われるかもしれませんが、エントリーシートや面接など、多くの場面において大切になってくるのです」と、キャリアアドバイザーは伝えています。

「例えば、志望動機。『御社の○○という企業理念に引かれたから』『御社の○○な社風に引かれたから』などという志望動機を伝える人もいますが、“なぜ引かれたのか”までを伝えないと、企業にきちんと伝わりにくいでしょう。理由がわからないことには、企業は『この学生はうちで何をやりたいのか』を判断しにくいからです。この“なぜ”を明確にするためには、自分が何に価値を感じているのか、何を大事にしたいと考えているのか、を理解することが大切。自分の価値観に合った企業に出会うためにも、その企業に自分の思いを明確に伝えるためにも、自己分析は重要なのです」

(2)今から始められる! 自己分析のStep紹介

一般的な自己分析の方法は、生まれてから現在までを振り返り、頑張ったこと、自分で選択したこと、楽しかったこと、挫折したことなどいろいろな出来事やエピソードを書き出してみる方法。ただし、これだけだとエピソードをただ並べるだけになってしまう可能性も…。「振り返り方」にはさまざまありますが、今回はキャリアアドバイザーが就活生に実際に教えている、比較的簡単にできる方法を紹介します。

「なぜ?なぜ?」と深掘りしてみる

「これはこれまでの人生を振り返り、出来事やエピソードを紙に書き出したら、その一つひとつを深掘りする方法です」

Step.1 「頑張ったこと」「楽しかったこと」「大変だったこと」など1つのテーマを決める Step.2 (今回の例は「頑張ったこと」)今までの人生の中で「頑張ったこと」をさまざまなシーンで振り返り、挙げてみる

・高校のバスケ部の練習を頑張った
・志望校に合格するため受験勉強を頑張った
・ゼミで発表するために論文作成を頑張った
・ファミレスのアルバイトを頑張った など

Step.3 その中で、一つひとつを“なぜ?”でどんどん掘り下げてみる。その過程で、あなたが何を大事にしているのか、何に価値を感じているのかが見えてくるはず  

●「ファミレスのアルバイトを頑張った」を掘り下げた例

自分を掘り下げる方法

この掘り下げ例を見ると、「一緒に働く人を大事にしたい」「仲間と一致団結して大きな目標を達成したい」という価値観が見えてきます。

「『頑張ってきたこと』一つひとつを掘り下げていくと、自分では気づかなかった価値観、漠然とわかってはいたけれど言語化できていなかった価値観が見えてくるようになります。
また、できれば1つの『頑張ったこと』に対して、10回ぐらい『なぜ』を繰り返すといいでしょう。選んだ『頑張ったこと』のエピソードの中でも、掘り下げやすいもの、掘り下げにくいものがあるはずです。掘り下げやすいものは、『自分にとって印象的だったもの』な可能性が高く、より具体的に掘り下げることができたのではないのでしょうか? 自分の言葉で企業に熱意や思いを伝えることが必要になる採用選考時は、そのようなエピソードを選んでみるものオススメです」

自己分析をしている女子学生

(3)自己分析で得たことを、エントリーシートや面接で活用しよう

自己分析を通して、自分が大事にしていること、価値観に気づけば、「仕事選びの軸」ができます。

「例えば、『一緒に働く人を大事にしたい』『仲間と一致団結して大きな目標を達成するのが好き』という価値観に気づけたのであれば、会社説明会やOB・OG訪問の場で、働く『人』を重点的にチェックしようと思えるようになり、企業選びもスムーズになるのではないでしょうか。そして、応募する企業が決まったら、自己分析結果とその企業の特徴との『接点』を見つけ、志望動機としてまとめてみてください。この『接点』を示すことで『御社である理由』が明確に伝わるようになるでしょう」

考え方の例

●自己分析結果
・一緒に働く人を大事にしたい
・仲が良くアットホームながら、互いに刺激し合い高め合えるのが理想
・仲間と一致団結して大きな目標を達成するのが好き

●企業の特徴との「接点」
・「社員は宝、人は財産」が社長の考え
・チームワークを重視。営業体制も「チーム制で一人ひとりの強みを生かす」方針
・社内イベントが多く、和気あいあいとした雰囲気。社員同士仲がいい

これを組み合わせ、志望動機をまとめてみましょう。

(4)最後に

自分のことは自分が一番よくわかっている、と思うかもしれませんが、自分自身で気づいていない『潜在的な価値観』は意外にあるもの。自己分析の過程で、『自分はこんなことを大事にしていたんだ』と気づき、驚いた先輩は多いようです。
「ぜひ自分自身にじっくり向き合う時間を持ってみてください。自分の価値観に合い、イキイキ働ける企業に出会えるはずですよ」

 

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