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エア・リキードグループは、産業・医療用ガスをグローバル市場でビジネスを展開し、なかでも次世代エネルギーとして期待される水素で注目を集めている企業です。ビジネス分野やスケールが大きいため、学生のみなさんから「実際の仕事や社風、文化をもっと知りたい」という声が聞かれます。そこで3人の先輩に登場していただきました。それぞれの役割や仕事に対する思いなどを知っていただくことで、当社で活躍するイメージを描いてもらえればと思います。エア・リキードグループの社員たちは、今日も未来にワクワクしながら、チカラを発揮しています。
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全員で問題を共有し、改善していく。
ポジティブな組織ゆえ、
成長意欲も高まります。
入社から1年半は物流チームに所属し、輸出入業務を担当。その後、現在のプロダクト・マネジメントグループに配属となり、当社が取り扱う各製品のビジネス全体の管理・調整を行っています。具体的には、半導体業界を中心に営業部門から液体材料の問い合わせが舞い込み、それらを製造部門に問い合わせ。受注・出荷・納期などのスケジュール管理や、材料を取り扱う際の注意点などの情報を取りまとめるなど、ビジネス全体が円滑に進むためのパイプ役を担うのです。さまざまな部署の方と関わり、自分が知らなかった知識がどんどん積みあがっていくのは、すごく楽しい。とても充実した毎日を送っています。
日本エア・リキードの魅力は、何か問題が発生した際、個人の責任を問うのではなく、組織・体制の改善につなげる文化があること。私が輸出入業務に携わっていたとき、製品の梱包状態が万全ではなく、容器が破損してしまうことがありました。かなり落ち込みましたが、そのときに上司が、「君の責任ではない。体制自体に改善の余地があるのだろうから、みんなで改善策を考えよう」と言ってくださったのです。
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反省すべきことは反省し、今後どうしていくのかを組織全体で前向きに考える。物事を常にポジティブに捉えているから、私自身の成長意欲も自然と高まるのです。私が大学院で学んだのは生物化学だったので、分野としてはドンピシャではありませんでしたが、それでも同じ理系として聞いたことのある単語が多いので違和感なく仕事に馴染めました。それに周囲には面倒見のいいスペシャリストがたくさんいますので、聞けばなんでも教えてくれるので大丈夫です。今後の目標は、会計や財務などビジネス知識をさらに磨き、バランスよく会社利益を創出していける人材になること。一歩一歩、成長していきたいです。
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やりたいことをやれる文化がある。
自分の将来が、
楽しみで仕方がありません。
私が日本エア・リキードに入社した最大の理由は、上司であってもきちんと議論ができる環境があるという点です。目上の方と話をする場合、どうしても結論ありきで遠慮気味に会話してしまいがちですが、当社ではそれを感じません。最終面接の面接官がCOOだったのですが、私の大学院での研究内容に対し、鋭い質問を繰り返してこられました。組織のトップの方でも最先端技術に明るく、議論を深める姿勢を持っているところに強く惹かれました。入社一年目の今ですら先輩・上司とも遠慮なく議論ができており、風通しの良さを実感しています。
入社後、三週間の研修を経て、製造・プロジェクト統括本部に所属。ASUという空気を極低温に冷却・精留することで、酸素・窒素・アルゴンに分離・製造させるオペレーション業務に携わっています。10月からは新規プラントの試運転の応援で四日市に出張中。24時間ノンストップで定常運転させるべく、警報設定、運転方法、メンテナンス方針など、あらゆるリスクを想定し対処することに注力しています。私が仕事をするうえで大切にしているのは、「手掛けた仕事を資産化する」ということ。調査や計算結果等を文書として残し、誰でもアクセスできる状態にしておくことで知識や技術が蓄積され、それが企業の価値になります。
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プロセスを勉強する中で、設計に強い興味を抱き始めました。いずれは設計・建設を担当するグループ会社であるエア・リキード グローバルE&Cソリューションズジャパンで働きたいと考えています。当社では”自分のキャリアパスを自分で決定する”ことが奨励されており、やりたいことをアピールすることで道を切り拓いていくことができます。四日市の赴任も、私が今後のキャリア形成を上司に相談したところ、「じゃあ一度、E&Cの仕事に触れてこい」といわれ、実現しました。当社は、自分次第でやりたいことがやれる会社であると思います。
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いくらでも知見が深められる
環境を生かし、
いずれは、国際技術委員会に
参加したいです。
就職活動では、大学院で学んでいた化学分野を生かせる企業を探していました。会社研究を重ねる中、プラントに興味を持ち、グローバルでビジネス展開しているエア・リキードグループへの入社を決めました。私が所属するエア・リキード グローバルE&Cソリューションズジャパンは、約3割が外国人。ヨーロッパやアメリカ、東南アジア、インドなど、さまざまな人々が活躍しています。ユニークな個性と文化が交じり合うのはとても楽しいですよ。日本語、英語、フランス語が飛び交い、私が日本語を話して、相手が英語で返してくるなんて、ちょっと頭の中がこんがらがることもあるくらいです(笑)。
私はプロセス制御エンジニアとして、プラントの配管や計装、圧縮機や凝縮器、主熱交換器等の機器など、プラント全体の知識を活かし、P&IDを作成する役割を担っています。P&IDとは、プラントを建設するための配管経路や計装、設備など重要情報を含む全体的なマスターマップ・図面のようなもの。安全性はもちろん、信頼性やコスト面もしっかりと考慮し、描くことが求められます。1年目は、大学の専攻とは異分野である極低温分離技術の理解に苦労しましたが、先輩はもちろん、他部門の方々全員がフォローしてくださり、おかげで順調に成長することができています。
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とにかく素敵で頼りになる人ばかり。私が質問すると徹底的に教えてくれますし、さらに深い部分まで質問して、もしそれが分からなかったら、「一緒にもっと詳しい人に聞きに行こう」と、とことん付き合ってくれます。技術面だけでなく、ビジネス視点を養うワークショップにも参加できるので視野がどんどん広がります。本当に、自分の成長が楽しくて仕方がありません。今後は、ジョブローテーションを積極的に活用し、計装チーム、プロセス設計チーム、土木チームなどにも参加して、知見を広げていきたいです。そしていずれは、国際技術委員会に参加できるような専門家になりたいと考えています。
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Q:英語は必須ですか?
【A】マストではありません。当社には英語が得意ではない人も多く在籍しています。但し、グローバルビジネスを展開していることから、語学力があると、その分だけ仕事領域は広がります。ですが、英語が苦手なら、違う分野のスペシャリストになればいいのです。当社には、あなたの能力を生かせるフィールドがいくらでもあります。
Q:キャリアステップはどのようになっていますか?
【A】当社には、「自分のキャリアは自分で築く」という文化があります。入社後3~5年は、本人の適性ならびに興味がある分野を見つけていただくためにジョブローテーションを行います。そんな中で「やりたいこと」が見つかれば、自ら意思を示してください。その思いに沿って、上司やキャリア支援を行うHRビジネスパートナーが、今後の道筋をアドバイスします。必要な経験を積むための異動も積極的に行いますので、“なりたい自分になれる”のです。
Q:専攻が化学工学ではないのですが大丈夫ですか?
【A】大丈夫です。確かに化学工学専攻なら、学んだ知識を生かしやすいですが、学校の勉強とビジネスとでは求められるものが違います。また、理系なら専門用語をなんとなくでも理解できるでしょうし、研究過程で培った物事の捉え方などは、当社の仕事現場でおおいに生かせます。もちろん努力は必要ですが、教育・フォロー体制は万全ですので、ぜひエントリーしてください。
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