自分がやりたいことを
ピンポイントでできる。
それがエイムで働く魅力です。
自動車のエンジニアをめざす皆さんにとって、
志望する会社の多くがカーメーカーや
部品メーカーだと思います。
しかし、選択肢は本当にそれだけでしょうか?
エイムで働く先輩にキャリアステップや苦労話、
仕事の魅力などについて教えてもらいました。
PROFILE
盖 飛宇(2017年入社)
事業企画部中国出身。クルマが好きで来日し、関東の大学で機械工学を学ぶ。「ジャパンモビリティショー」では自社のクルマの説明委員として一般来場者の対応も行った。
高部 透(2022年入社)
エンジニアオペレーション事業部自動車の初期研究に興味があり、その仕事を志望。熱心に役員にアピールしたことで、現在はホンダに異動し、ブレーキの初期研究に携わっている。
CROSS TALK
いろいろなカーメーカーの
クルマづくりを経験できるのが入社の決め手
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―― エイムを知ったのはいつでしたか?
盖/私はクルマが好きで自動車関連の仕事に就きたいと思い、日本に来ました。就職活動のときにエイムを知り、ここならひとつの会社に縛られることなく、いろいろなカーメーカーで働けると思い、志望しました。
高部/僕は大学3年生の秋、理系大学生向けの就活イベントで知りました。僕も盖さんと同じく、エイムなら幅広いカーメーカーと付き合いがあるので、いろいろなカーメーカーのクルマづくりを経験できるのがいいなと思ったのが入社の決め手でした。あと、自社でもクルマをつくっているところが魅力的でしたね。
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入社後2か月の研修を経て、
さまざまなカーメーカーに配属―― いまの仕事内容とそこに至るまでのステップを教えてください
盖/入社してから2か月の研修期間を経て、日産で7年間働きました。シャシー関連、主にサスペンションの関係の先行開発に携わっていました。その後、本社に戻って来て、いまは自社でマイクロEVを開発するための技術マネジメントをしています。中国語話者の強みを生かし、日本と中国の部品メーカーや生産拠点との橋渡し役を務め、プロジェクトをスムーズに進行させることがミッションです。
高部/入社後に2か月の研修をするのは僕も同じです。その後、スバルテクノという会社でコンピューターシミュレーションを使った解析業務を2年していました。今年7月からはホンダでブレーキの初期研究をしています。もともと初期研究に携わりたかったので、やりたいことを常々役員にアピールしていました。今回はそれが叶って、いまは栃木県の宇都宮市で暮らしています。
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配属された部署ではゼロからのスタート
積極的になるほど、慣れるのも早い―― いま振り返ってみて「あのときは大変だった」と思ったことはありますか?
盖/初めて配属された日産での経験ですね。大学では機械工学を学んでいたのですが、基礎的な知識はあるものの、新人として配属されたらゼロからのスタートです。専門用語が飛び交い、仕事が進んでいくので最初は右も左も分からず、とにかく不安でした。でも、このままではいけないと思い、自主的に勉強するだけでなく、分からないことがあれば、周囲の方々にすぐ質問するようにしました。幸い皆さんとてもやさしい方ばかりで親切に教えていただけました。それから半年くらいで業務も慣れましたね。その半年でだいぶ積極的になれたと思います。
高部/僕も最初に配属されたスバルテクノでの経験が思い出に残っています。解析の仕事は衝突安全や振動、騒音など、ジャンルを選ばずさまざまな領域から依頼が来ます。最初は解析ツールの操作法も知らないので、どうやったら正しい解析結果を出せるのか。多くのツールに慣れるのが大変でした。ただ、スバルテクノにはツールのマニュアルが用意されていたので、そのマニュアルを見ながら一つずつ学んでいきました。周囲の方々に質問もしながら、3か月くらいで使いこなせるようになりましたね。いま在籍しているホンダでは、マニュアルがないので苦労していますが、スバルテクノでの経験があるので、何とか頑張ってますよ。
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社員がやりたいことを把握し、理解してくれる
柔軟に配属先を変更してくれることも―― 仕事の魅力はどんなところで感じますか?
盖/やっぱり自分が設計したものが、形になって目の前に現れたときはうれしいですよね。
高部/はい。これはどのエンジニアでも同じではないでしょうか。
盖/特に時間をかけてつくったものほど、その喜びは大きいです。
高部/スバルテクノにいたとき、スーパーGTで走っているBRZのロールケージの解析をしたときがあったんですよ。その車両が不幸にもレース中に事故に遭ってしまったのですが、ロールケージのおかげでドライバーを守ることができました。そういった仕事に携わることができたのは、大きなやりがいを感じましたね。
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―― では、エイムで働くことの魅力はどんなところでしょう?
盖/それはもう「自分がやりたいことをピンポイントでできる!」。これに尽きます。
高部/そうですね。カーメーカーに入っても、かならず設計開発の仕事ができるとは限らないですから。
盖/あと、やりたい仕事があっても、実際にやってみたら想像していたのと違うということもあると思います。そういうときは「これがやりたい!」と積極的に手を挙げてほしいですね。
高部/実際に制御系の仕事をしていた人が、製造分野に興味が出てきて、そちらで働くことになったという事例もありますから。
盖/自分のやりたいことは、キャリアを積むに従って変わってくることもあります。そういうときでもエイムは自分から希望を出せば、それを考慮してくれるのがうれしいですね。
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自分が何をしたいのかを明確にしておくことと、
素直であることが大切―― これからエンジニアをめざす方々にアドバイスをお願いします。
盖/大切なのは、自分が何をしたいのか、明確にしておくことです。クルマはいろんなパーツが集まっているので、どんな部品をつくりたいのか、どんな部署で働きたいのかを具体的に決めておくことが大事ですね。私はいま現場から離れてプロジェクトをまとめていく立場になりましたが、この仕事のおもしろさを実感しているところです。いま与えられた仕事をしっかりこなし、高性能なマイクロEVを生み出したいですね。
高部/素直であること、でしょうか。最初は右も左も分からないと思います。でも、分からないことを分からないと言える素直さ。そういう勇気があれば、きっと成長も早いと思うんです。僕もいまのホンダでの仕事で分からないがたくさんあります。だからこれからもさらに知識を吸収していこうと思っています。今後、5年くらいは最先端の仕事をしてブレーキ分野のプロフェッショナルをめざしたいですね。その後は部下も持ちたいし、人を育てることにも携わってみたいと思っています。