当社には、社員研修専任の執行役員がいます。以前は当社で設計部門トップにいた、高いレベルの知識と技術を持った者です。その役員が吟味して策定した研修プログラムなので、実践的であり、視野を広げる工夫が施されています。
新入社員は入社して約3ヶ月、職業能力開発促進センター（ポリテクセンター）に行き、技術の基礎を学びます。設計についてはもちろん、製造現場における各種の加工作業などもここで経験するのです。これにより、自分の設計が現場でどのような形になるのかイメージすることができます。
現場配属後も、わからないことは上司を中心に全員でカバー。このおかげで、理系知識が浅い新人でも、スムーズに業務に入れるのです。 

第一技研は「ユースエール」認定を取得しています。これは、若年層の採用と育成に積極的で、雇用管理状況の優秀な中小企業を厚生労働省が認定する制度のことで、広島県の製造業で認定されている会社は数えるほどしかありません。当社が社員育成に注力していることの証、とも言えます。
育児・介護休業制度も整えていますし、育児のための短時間勤務を利用する社員も大勢います。出産・育児で休業に入った社員も、保育などの状況が整った後は全員復職しています。ライフプランの変化に柔軟に対応しながら、キャリアを継続できる。当社ではそんな働き方ができます。 

当社は製図検定1級・2級・3級の資格取得を奨励しており、受験費用のサポートを行っています。資格を取得した社員には報奨金を支給。1級・2級取得の場合、毎月の資格手当に反映されます。資格取得のため、若手社員が中心となった自主的な勉強会も行うなど、みんな熱心に取り組んでいます。
また、本社の近くに社宅を用意。新入社員はほぼ無条件で入居可能です、月の家賃は3万円。残りの家賃は会社が補助しています。安価で借りることができ、通勤も楽になるので、若手社員の多くが社宅を利用中。こうした面からも、働きやすい環境の実現に取り組んでいます。 

次の世代を担うリーダーを育成する研修も実施しています。これは20代の若手から30代の中堅までが参加。リーダーシップやモチベーションアップ、マネジメントなど、組織運営に関わる多面的なプログラムをこなしているのです。
経験を重ねる中で、社員の進みたい道はだんだん分かれていきます。それらの様々な思いに応えられるよう、キャリアパスの整備も行っています。マネージャーなどゼネラリストとして力を発揮する道もあれば、自分の専門性を極めたいスペシャリストの道もあり。志向に応じて、キャリアが選択できます。