地元の鹿児島から、インターンのために東京を訪れました。ガイダンスやフィードバックはアットホームな雰囲気で、緊張することはありませんでした。HPを見ただけでは分からない現場感を知れたので、参加して良かったです。作業支援では、30、40代の利用者がテキパキと動いていました。

それから、休憩中に職員と利用者が他愛もない話で笑いあっていて。これって、信頼しあって、心を開いているからこそできることだと思います。特別支援学校を卒業してから、皆さんはこうやってメリハリをつけながら働いて、笑い合って毎日を過ごしている。そんな場所をつくっている同愛会の仕事や、利用者との関わりに、より興味が湧きました。

私は正直、人見知りだし、コミュニケーションは少し苦手。でも、人とじっくり向き合うなかで、心が通いあう瞬間は好きです。インターンでわかったことは、職員はさまざまな方法で利用者とコミュニケーションをとっていました。一緒にやろうよと誘ってみたり、そっとペースを合わせたり。それぞれのやり方で、心を通わせていました。

これなら、指示や指導が得意じゃない自分でも活躍できるかもしれない、と思ったんです。ふだんから、話を聞くのが好きで、相談役になることが多い。この強みを活かして、利用者の話に耳を傾けるようにしています。もちろん、聞いてもすれ違ってしまう時もある。それでも、自分の得意なやり方で人と向き合うのは、すごくやりがいを感じられるんです。

内定後も2度東京へ来る機会がありました。1回目は現在働いている大田作業所で実際の仕事を1日間体験する場です。もう1回は数日間に渡って東京事業所の全拠点を見学しました。職員が集まる全体イベントにも参加することができたので、入社前と入社後のギャップはほとんどありませんでした。

今は作業所から30分圏内に住んでいます。普段は残業がなく定時に退所できるので、17時半には帰宅できますが、年度末などの書類を作成する時期はちょっと忙しくなります。そろそろ仕事に慣れてきたので、学生時代から続けているトランペットを演奏できるような音楽関連のコミュニティを探そうと思っています。

同愛会には、ビジネスマナーや福祉の知識を学べる豊富な研修制度があります。3年目までは初任者研修、4年目以降は中堅社員研修を実施。動画視聴やオンラインだけではなく、対面での研修や他施設の社員とのグループワークもあるので、色々な上司や先輩の意見を取り入れることができます。

配属先では、先輩が「まずは自分のやり方で利用者と関わってみて」と言ってくれました。考えて動けるし、それをきちんと見ていてくれるので、モチベーションが上がりました。近くで見守ってくれているので、何かあればすぐにフォローしてくれる。相談もしやすい。教育体制が整っているから、明るく風通しの良い雰囲気が根付いているんだと感じています。

(C) Recruit Co., Ltd.