01

部品を鍛えよ。
現代の刀鍛冶のごとく。

たとえば車のギアなどを設計していると、どうしても強化したい金属パーツがあるとしましょう。もちろん「分厚くする」の手ですが、その分、重くなったり他の部分と干渉したり困ることも出てきます。そんな時、出番となるのが、私たちの極めてきた「焼入」という熱処理技術です。刀鍛冶のように赤くなるまで熱した金属をさっと冷やすことで、金属の硬度や耐久性を引き出していく。「軽量化しつつ、安全性は高めたい」だとか「形は変えずに耐久性だけ上げたい」という一見矛盾する難題をクリアできるのです。

02

保有特許・実用新案の数、
120件以上の技術力。

作りあげる焼入装置は全てオーダーメイド。「こんな形状のワークにこの深さで焼入し、こんな性能を引き出したい」とお客様の抱える課題にあわせ、装置を開発。技術を磨き上げてきました。工夫を重ね、取得した特許や実用新案や意匠、商標の数は550件以上。日本のものづくり、特に自動車メーカーの進化を支えてきたのです。引き合いのある分野は、産業機械、医療機械、建設機械、農機、船舶など年々拡大。中小企業でありながら、世界に名だたる企業とも直取引し、専門家として誇りを持って妥協なしの提案をぶつける。そんな対等な立場でお付き合いさせていただいています。

03

環境に優しい
熱処理技術!

マーケットは国内のみならず、今や世界中から引き合いがあります。当社の武器は「高周波焼入」という日本でも数社しか専門的に取り扱っていない技術。焼入なのに、炎を使わず「誘導加熱(IH)」の原理で部品自らを発熱させる方式です。CO2を排出せず短時間に必要な部位のみを加熱・冷却するので、電力使用量も抑えられます。近年では、「これまでガスバーナーなど炎を使っていた工程をIHに置き換えたい」といったIH技術のみでの相談案件も増加。国から省エネ補助金が出ることも追い風となり、新たな収益の柱となっています。また工場のロボット化への対応やIoTの取り組みも進んでいます。「FD-ioT」という独自開発のIoTシステムの特許等の申請等も完了。装置の稼働状況を可視化し、データの蓄積や解析、生産管理支援やメンテナンスに活用していく提案もスタートしています。

04

日本らしい良心あふれる
ものづくりを続けること。

たとえ価格交渉があっても、ここは譲れないという機能は決して削ぎ落とさない。少々コストが高くなっても、長い目で見て必ずお客様に満足いただける装置を提案すること。そんな日本らしいものづくりの姿勢を貫いた結果、取引のある業界も広がり、海外との取引も増加。自動車の重要保安部品など、万一壊れれば命に関わるような部品の焼入案件に選んでいただける。そんな信頼性の高いものづくりをこの先も誇りを持って続けていきたい。海外で生産する日本企業が増えていますが、私たちはそればかりでは少しさみしい気もします。海外生産ばかり続けば、長年培ってきた日本の技術やものづくりの魂が薄まってしまう。「日本は国内でものづくりをすべし」と私たちは信じています。だからこの先も、この大阪の八尾市で手作りからIoTまでを駆使したものづくりを続けていきます。

05

全ての社員が
“自分らしく”働くために。

2016年に「新・ダイバーシティ経営企業100選」に選ばれた企業だけに、社員の声を聞きあったらいいな、という制度はスピーディーに取り入れてきました。年間休日120日以上は当たり前。育児や介護に関わる社員には、柔軟に就業時間を変更できる短時間勤務制度を完備。有給をより使いやすくすべく、半日よりも短い、「1/4有給」を導入。奨学金の返済がある社員のためには、返済額に応じ上限月2万円までの奨学金支援制度もスタート。社員の親族や子どもに職場を見学してもらえる「逆参観日」の制度も好評で、ものづくりの楽しさを体験できるワークショップも合わせて開催し、毎年大盛況です。カフェテリアでは無料でドリンクが楽しめます。私たちが手がけているのは、一朝一夕でできるものづくりではありません。だからこそ、働きやすさを改善し続け、長く働いてもらえる環境作りには、今後も力を入れていきます。

welfare

年間休日120日以上!

短時間勤務制度あり!

使いやすい1/4有給制度あり!

奨学金返済支援制度あり!

入社時に引っ越し費用補助あり!

子どもや家族に仕事ぶりをみせる
「逆参観日」制度あり!