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interview
「食」で世界を変える者たち/バイヤー

ゼンショーなら、
原料調達から世界中のお客様の口に
食事を届けるところまでデザインできる。

グループMD本部 商品統括部
水産部 水産一課主任 Y.M

多忙な両親や海外生活で言葉の通じない友人と過ごすなかで「食事」が心の距離を縮めてくれた経験から、食に携わる仕事を志す。ゼンショーホールディングスを選んだのは「世界から飢餓と貧困を撲滅する」という明確な理念があったから。現在は水産部のバイヤーとして既存取引先を担当しながら、海藻類の新規取引先開拓の役割も担う。

入社の決め手

最も魅力を感じたのは
「世界から飢餓と貧困を撲滅する」
という明確な理念。

いつでもどこでも、誰もがおいしいごはんを食べられる。そんな世界の実現に貢献したくてゼンショーを選びました。これから世界展開していくという機運を最も強く感じたことも決め手になりました。私が「食」にこだわるのは、両親が忙しく一人で過ごす時間が多かった子ども時代、母と一緒に生春巻を作ったり、家族で食事に出かけたりといった時間がかけがえのないものだったからです。海外を視野に入れているのは、小学生の頃にドイツの田舎町へ行ったとき、拙い英語で現地の人と仲良くなるうえで食事という共通の営みが大きな役割を果たしてくれた実体験がもとになっています。ゼンショーは「世界から飢餓と貧困を撲滅する」という理念を明確に持っている点もかっこいいですよね。大学時代、ケニアにホームステイをしたことがあるのですが、そこは1日2食がやっとの世界。そんな現状に対し、ボランティアでただ食事を届けるのではなく、ビジネスとして解決を目指すゼンショーに大きな魅力を感じました。

入社後のキャリア

約4年かけて関係部署を経験し、
憧れのバイヤーへステップアップ。

バイヤーとして海外で勤務したいという希望はありましたが、当然ながら入社してすぐには務まりません。まずは、バイヤーとしての知識を身につけ経験を積むために、およそ4年かけて4つの部署でジョブローテーションをしました。1部署目は「すき家」の店舗。現場にどのような食材が届き、どのように使われているのか。店舗でオペレーションに取り組みながら、約半年間学びました。2部署目は、そんな各店舗へ食材を届ける受発注管理の部署。店舗へきちんと食材が届いているかの確認と、届いていないといったイレギュラーへの対応などを経験しました。3部署目は、経理。毎月決算書と格闘するなかで、各事業や店舗の収支はどうなっているか、決算書を読みこなせるようになりました。そして、4部署目となる食材の輸出入担当を経て、5部署目となる現在の水産部へ配属されました。

現在の仕事

契約金額は億単位になることも。
安全で高品質な海の幸を求め、
市場へ、海へ。

ゼンショーグループで使用する食材を調達しているのは、グループMD本部に所属するバイヤーたち。私が所属するのは、水産部です。シーズンごとの契約もあれば、1年や2年という長期契約もあるため、億単位の金額を動かすこともあります。新規契約にしても契約の更新にしても、大切なのは現地へ足を運ぶこと。「すき家」向けの鰻は主に中国の養殖場から仕入れていますが、定期的に現地へ訪れ、養殖池の環境や周辺農家の農薬の状況、異物混入の可能性はないかなどを何重にもチェックしています。また、私は最近、海藻類を担当することになり、新たに「はま寿司」で使用する青のりの生産者と契約したのですが、その際も船に乗って養殖場へ行き、安全面や品質を直接この目で確かめたうえで契約を取り交わしました。お客さまが口にするものですから、何よりも優先すべきは食の安全。けっして書類上で判断することなく、現地へ足を運んで確かめることが大切です。

海外勤務について

英語が通じる国は通訳なしで。
海外バイヤーは“ひとり商社”として
現地需要にも応える。

海外に現地調達へ行く際は基本、通訳の方はつけません。もちろん、英語以外の言語のほうが通じやすい国や地域の場合はつけますが、それ以外は全部自分で対応します。ビジネスレベルの英語が話せるようになったのは、入社してからです。水産部で使用する業界用語などは、学生時代には学ぶ機会があまりなかったので、必要に応じて自分でキャッチアップし、社内の英語学習を受けて語学を磨きました。現在私が担当している海藻類は日本や中国、韓国が中心ですので、そこまで英語を使用する機会がありません。ただ、ゼンショーは海外において、現地の食材を日本へ提案するだけではなく、現地のバイヤーやその他の国・地域の企業にも提案していくような商社機能を強化しているところです。世界各国の地域にバイヤー機能を置く流れにありますので、将来的には私も挑戦したいと考えています。

今後のビジョン

ケニアの田舎町にまで
「すき家」を行き渡らせたい。

将来的にはやはり、入社動機でもある「いつでもどこでも、誰もがおいしいごはんを食べられる」世界の実現に貢献したいです。それを実現するアプローチは、さまざまな国際機関などを通じてもできるかもしれませんが、私はゼンショーホールディングスの一員としてやってみたい。ゼンショーならその地域に飲食店を出店して、お客さまの口に食事が届くまでを具体的にデザインすることができます。入社1年目に店舗スタッフとして店頭に立った経験があるからこそ、そのラストワンマイルまで届けきる誇りや気概のようなものを感じています。チリで原料を調達してベトナムで加工して、それを各国の店舗へ届けていく。そんなグローバル視点で設計しているところがゼンショーらしさだと思います。いつか、学生時代にホームステイをしたケニアの田舎町に「すき家」を出店したい。ゼンショーなら、可能性はゼロじゃないと信じています。

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