2022年4月入社。電子工学科。
アプリケーション(プロービングマシン担当)。
趣味は海外旅行。
半導体製造装置と精密計測機器の2つの事業分野で国内・世界トップクラスのシェアを獲得している製品を誇る東京精密。その中でも半導体製造装置のプロービングマシンは代表的な製品だ。プロービングマシンはウェーハ表面に形成された半導体チップの電気的特性を検査する。そのためには検針を正確な位置に当てることが重要となる。そのプロービングマシンのアプリケーションエンジニアとして活躍している2年目の技術者だ。
アプリケーションエンジニアは半導体メーカーのお客様や営業側の立場に立って、ソフト、メカ、電気のそれぞれの担当と協力して課題を解決するのが仕事だ。「毎日各担当と連絡をとって、仕事を進めています。その内容をお客様に分かりやすく説明することが大切ですね」。特にソフトは機能追加等でバージョンアップが頻繁に行われるので、対応することが多いようだ。
「いきなり上司から、依頼されて驚きました」と話す。10月に行われたグローバルミーティングでプレゼンテーションを行うことになったのである。東京精密では新製品や新機能等の説明のために、世界各地のエンジニアを東京本社に集める。今回は台湾、アメリカ、韓国、中国、ヨーロッパから20名弱のエンジニアが集まった。
約2ヶ月前から準備を開始。「担当したのが結構難しいテーマでしたが、上司の方に毎週時間をとっていただき、無事終了することができました。」と話す。1週間に亘るグローバルミーティング開催期間中、夜には外国人のエンジニアと食事する機会を多くもった。「いろいろな話ができて、さらにモチベーションが上がりました。英語の練習にもなりました。」
大学時代は半導体関連の研究室に所属。実際に研究室内でウェーハ上に露光し、その属性を測定する実験も手掛けていた。「現在、素材としてシリコンを使うことが多いですが、私が研究していたのはGaN(ガリウムナイトライド)です。これを使えば、低コストで熱に強い半導体が製造できます。」今後、パワー半導体や電気自動車等など、さまざまな分野での活用が期待されている素材だ。
就職活動ではもちろん半導体業界を希望。デバイス、材料、半導体製造装置等すべて業種の企業にエントリーシートを提出した。「半導体製造装置メーカーが一番勢いのあるイメージがあり、第一希望でした」。東京精密を選んだ理由は大学の先輩のアドバイスだった。「東京精密に入社した先輩から、若いうちから何でもやらせてくれると聞き、教授も推薦していました。」当社の最終面接は1対1で社長だ。「とても緊張しましたが、圧迫面接とかではなく、とてもカジュアルな雰囲気でしたよ。」
新人は入社した最初の1年間は工場実習だ。そこでケーブルの切断、圧着、ハンダ付けなど実際の製造から、出荷前の検査まで一連のプロセスを学ぶ。「大学でもハンダ付けなどを経験しましたが、現場では正確さや速さも求められます。いい経験になりました。検査段階では、ウェーハの搬送を目視で確認します。実際に動いているのを見て、そのスムーズな動きに驚きました。」
アプリケーションエンジニアはロジック、メモリ、センサーなど、さまざまな種類の半導体メーカーをリージョンごとに担当することになる。ウェーハ表面の半導体チップはお客様のデザインによって全く変わってくる。それに合わせてプロービングマシンを調整する必要が生じてくるのだ。「位置合わせでなく、さまざまな要望がきます。例えばお客様が処理速度を上げたいのであれば、発生する熱の影響も考慮する必要もあります。」お客様のニーズに極め細やかに対応するのが東京精密の強みの一つあり、そのためにエンジニアには広い視野が求められ、実現した時の達成感は大きい。
この12月から台湾、アメリカの担当になった。「いつかは実際のお客様の工場に訪れてみたいですね。」アプリケーションエンジニアは2-3週間の海外出張や駐在する社員も多くいる。もちろん2、3年目の若手にもチャンスも。会社としては、できれば最低2、3年の駐在を経験できる機会を提供している。「上司には、海外に行きたいといつもアピールしています。上司にやりたいことが言えるのが、当社の魅力です。」
現在、私は会社から自転車で約15分の距離に住んでいます。住居は会社が借り上げており、家賃は2,000円未満です。さらに、住宅手当が13,000円支給されています。昼食は社食で280円。水曜日は17:00に定時退社なので、同期と八王子で夕食を共にし、帰宅することもあります。また、長期休暇制度を利用して、毎年海外に行きます。