組込系の制御ソフト開発です。具体的には、パワーリフトゲートシステム、パワースライドドアシステム、電動パーキングブレーキシステム、ウインドレギュレータやドアラッチ等のコンポーネントを集約したドアシステムなど。ハイレックスの車載システム製品の頭脳とも呼ぶべきECU(電子制御ユニット)に組み込む制御ソフトウェアを設計します。
電子回路の設計を担当するハードウェアエンジニアとチームを組み、要件定義からコーディング、実装、評価まで、一連のワークフローを責任担当します。言語や開発環境はC、MATLAB/Simulinkなどを駆使。また、業界標準の車載ソフトウェア開発プロセスモデル、Automotive SPICEも導入しています。
最初はヂームリーダーのもとで、コーディングや実装、デバッグのスキルを自ら手を動かしながらマスター。経験を重ねるなかで上流工程へステップアップして、お客様との打ち合わせに基づく仕様の検討や要件定義、チームの後輩や協力会社のエンジニアへの指示、進捗管理といった業務に携わります。
言うまでもなく、ECUの電子/通信回路、システムを構成するセンサやアクチュエータ等のハードウェアは、すべてソフトウェアによって制御されています。言い換えれば、ハイレックスが生産・供給しているクルマの窓やゲートの遠隔操作システムは、制御ソフトが実装されてはじめて動作するわけで、この「製品に生命を吹き込む」役割こそ、ソフト開発エンジニアのいちばんの働きがいです。
ガラス窓の昇降とかリフトゲートの開閉とか、自分たちがつくったソフトウェアでモノが動く姿を目の当たりにできるのも、車載ソフト開発の魅力でしょう。誰にも身近なクルマの仕組みを、プログラミングを通して具現化できるのも、この業務の魅力です。
製品のメカニズムや電子回路についても詳しくなりますし、組込制御や車載ネットワーク、サイバーセキュリティに関する最新技術を吸収して仕事に生かせます。国際規格や法規への視野も広がります。
制御の核となるシステムの開発ですから、関連する部署とのやりとり、および内外の顧客先やパートナー企業とコミュニケーションを取る機会が多く、自然と人脈が広がります。世界を舞台に活躍するチャンスにも恵まれます。