王子ホールディングスという安定性と、土日祝休みのライフスタイルですね。家庭があるので、働く時間が決まっていて、妻と共働きがしやすいというのはありがたいです。17時が定時で、残業があっても19時には帰っています。転職前の職場は不規則でしたが、東海森紙業では家族の時間が作りやすいと感じます。

僕は、ダンボールという日常生活の中で身近な製品を取り扱う営業がしたかったからです。もちろん、給料や休日が安定していたことも魅力でした。東海森紙業では、入社時に10日間の有給休暇を付与されます。求人情報などを見ると、多くの会社は「入社半年後から有給休暇の消化が可能」ですが、東海森紙業では、入社してすぐに平日休みの友人と予定を合わせることができました。

王子ホールディングスという製紙業界大手メーカーのグループ会社という信頼感に惹かれて入社しました。営業として色々な企業を回る中でも、王子という名前が浸透しているため、第一印象から信頼していただけると感じます。また職種柄、自分の業務をしっかりこなしていれば、自分の時間を作りやすいところも営業部の魅力です。子どもの長期休みに合わせて平日に有給休暇をいただき、試合を応援にいくなど、家族と過ごす時間に充てています。

僕は、祖母の介護を見越して地元で働きたかったということと、ダンボールという現代の生活に必須なものの製造に関わることが「社会を支える仕事」という自信になるのではないかと考えたからです。よくネットショッピングを利用するのですが、元々「重いものは丈夫な箱に入っている」など、様々なダンボールに興味がありました。入社してからは、荷物が届くと紙質を観察するなど、ますます面白みを感じています。

営業職として独り立ちしてからまだ数カ月というタイミングで、5件ほどあった得意先の1社から新規のお客様をご紹介いただいたことです。「知り合いの飲料メーカーの取引先がなくなるので、2か月後からそちらに発注できないか」というタイトなスケジュールでした。ありがたいことなのですが、自分はまだ知識が浅い状態。そこで、上司のアドバイスを受けつつお客様のご要望を聞き取り、10数点のダンボールの見積もりを出して、迅速に取引条件や納入先の確認などを行いました。無事に立ち上げが完了し、期日までに製品を納入した時は「全部通して自分でできた。仕事を覚えたぞ！」と達成感がありました。

「営業担当がきみだから、ここの製品を選んでいるんだよ」とお客様に言っていただけたことです。正直、ダンボールは同じような製品が多いので、他社との差別化が難しいもの。日頃から営業部では、定期的に得意先を訪問してお困りごとなどを聞き取り、何か問題があった時はすぐに対応しているため、それが実を結んでいると感じます。自分たち営業部は、お客様から急なご依頼を受けたら、真っ先に生産管理部に相談をしに行きます。無理を言っているのはわかっているので、それに対応してくれる生産管理部や現場の皆さんには感謝しています。風通しがいい会社なので、社内でもコミュニケーションが取れていて、お互いに信頼関係があると思います。

生産管理部として、1日の製造予定に組み込むことができないほど急な注文が入った時に、「できません」と話を終わらせるのではなく、どうしたらできるのかを工場の人と話し合い、対応できるようになったことです。仕事を始めて何年か経つと、工場の人に「難しいとは思いますが、同じサイズの製品を作るこの時間帯に、少しだけ増産できませんか」というように自分から提案をしたり、相談したりするなど、対応の幅が広がります。材料の調達も含め、自分で各所に連絡をして、どんな手順で進めればいいのかを考えて、断らずに対応できると、営業部やお客様から喜ばれますし、自分の成長も感じられますね。

自分たちの考えもありますが、工場にいる現場の皆さんもプロなので「どうしたら急な注文に対応できるか」を擦り合わせてうまくいくと、達成感があります。（N山）や（K村）をはじめ、営業部が頑張って仕事を持ってきてくれるので、おかげさまで忙しいのですが、作業効率と会社の利益を追求しながら、後輩の成長を目の当たりにして、やりがいを感じる日々ですね。みんなで「お客様のためになんとかできないかな」と頭を悩ませて、意見を擦り合わせて良い方向に持っていくのが、仕事をする上での一体感です。

僕は、担当させていただいている得意先から「他社から安値の見積もりをもらった」と言われた時がピンチでした。いくつかお仕事をいただいている得意先なので「踏ん張りどころだ」と感じ、急いで上司に相談。その製品に関しては、他社の見積もりより値下げすることで、取引を続けることができました。辛いところではありましたが、いきなり取引先を変えられてしまうのではなく、安値の見積もりが出たことを事前に知らせていただけたのは、お客様との関係が築けていたからだと思います。

この仕事を始めた当初、お客様からのご要望に対してのこちらからのご提案がなかなか通らず、他社へ仕事が流れたことがあり、辛く感じました。自社内で製造できる製品は限られるので、外注さんに依頼しなければならない製品もあり、当時は「悔しいが自社で対応できない製品ならば仕方がない」と思っていました。しかし最近では、王子グループ内の横のつながりを活かして情報交換や技術提供をすることで、自社で対応できる製品の幅が広がりました。

入社してしばらくは、教わった通りに仕事を進めても、工場の人から「今はそのやり方をしていない」と言われ、情報のずれに混乱することがありました。現場では作業工程などをやりやすく変えることもあり、それが生産管理部まで伝わっていないことがあったんです。そこで解決法として、まずは現場の人の顔と名前を覚えてコミュニケーションを取り、余裕がありそうな時間帯に質問をして、メモを取るようにしました。こちらから「あの工程って順番を変えたんですよね？」などと聞くと「そうだよ」と答えてくれて、さらに「この機械はこう使うよ」などとプラスアルファの知識を教えてもらえることも。自分から情報をアップデートして、最新の知識で工程を組むようにしたら、仕事が円滑に回るようになりました。ちなみに僕の仕事はK枝さん仕込みです。

彼（S木）の成長が嬉しいですね！ 生産管理部ではほぼ毎日何かが起こり、持ちつ持たれつの現場の職人さんとも、意見が食い違うこともあります。そんな中で僕自身が気をつけているのは「自分が失敗したと思ったら、まず謝る！」ということです。言い訳はせずに謝って、その上で情報や知識をアップデートしたり、コミュニケーションをとったりして打開策を探します。その経験が積み重なって「前回はこう失敗したから、次は順番を変えてみよう」「これはこの人に任せよう」などの対策ができるようになります。そして改善を重ねて、どんどんいい仕事ができるようになり、会社の仲間として同じ方向を向いて頑張っていけるのではないかなと思います。

顧客様との信頼関係を構築できたことです。僕は転職するまで得意先との商談の経験なく、お客様への柔軟な対応や関係の築き方に不安がありました。窓口となる方も様々で、会社の社長さんという場合もあります。でも上司や先輩に同行するうちに「雑談をしてから本題に入ると和やかだな」「話したいタイプのお客様の言葉には、よく耳を傾けてからご提案しよう」などと学びました。営業部の先輩である（N山）にも同行しましたが、ご提案資料などをしっかりと準備してから訪問する姿を見習おうと思いました。また、お客様に「無理です」と言わず、一旦持ち帰って対応を考える姿勢を見て参考にしています。

（K村）は2年目で、とても真面目なので安心して仕事を任せられますね。僕自身が成長できたと思うことは、知識が増えたことです。現在は食品や飲料、工業製品など、多彩な職種のお客様を担当させていただいており、工場の中や製造工程も見せていただく機会があります。また、お客様との会話の中でコミュニケーションをとり、仕事が生まれるので、新聞やニュースに目を通し、事前に話題を想定して、広げられるようになりました。心がけているのは、まずお客様のお話をしつかり聞くこと。趣味などはメモを取り、次回までに話題を広げられるよう勉強しておきます。

僕は自分で予定を立てて動けるようになりました。工場では「これは何時までに」と決められた時間内に製品を作り終えないと、次の製造工程が止まってしまいます。また、作り直しや急な注文など、同時進行でこなす業務も入りますから、それに対応できるよう余裕を持って製造予定を組みます。今では決められた時間内に臨機応変に動いて、素早く複数の作業ができるようになりました。するとプライベートでも早めに行動するようになりました。休みの日も「何時にはこれをしよう」と考えて動くことで、１日でやりたいことが全部済ませられるので充実しています。

自分ではできない現場の作業を、できる人にお願いするのが生産管理部の仕事ですから、人とのコミュニケーション能力が高まります。また「この機械にトラブルが起きているから、製造の順番を変えよう」など、臨機応変に対応する力も身につきますね。

歩合制のない会社であるため、給料が安定しています。また、研修期間に各部署を回るので、独り立ちして困った時に、営業部だけでなくどの部署の先輩にも相談がしやすいのが魅力です。東海森紙業の先輩は、優しい人ばかりなので、困っていたらすぐに話を聞いてくれます。

ダンボールはリサイクルできるエコな素材。王子ホールディングスでは、環境のことを考えて自社で管理している森林から木を切り、原紙を作っています。環境問題は世界的な関心ごとであり、食品業界などでは、森を守る「FSCマーク」を付けた商品を販売する企業さんも増えています。エンドユーザーさんのことも考えて製造している製品なので、自信を持って働くことができます。

地元で働きたい人におすすめです。また、自分に身近なものの製造に関わってみたい人には興味が持てる業界なのではないかと思います。物流に関わるダンボールは、今のトレンドや季節感がわかるところも醍醐味です。僕は「今年もこの野菜の時期が来たな」など、ダンボールから旬を感じています。

（S木）は可愛い後輩ですが、ここまでダンボール愛が深かったとは知らなかったです（笑）。今はメルカリなどもあって物流が盛んですし、ダンボールはリサイクル率100%なので、なくなることのない安定感のある業界だと思います。生産管理部では、目の前のことを確実にこなしていけば、仕事自体も安定していると思います。毎日とても忙しいですが、現場の人とのやりとりがうまくいって仕事をやり切り、営業部からも感謝され、お客様の笑顔を想像したら、うれしくて達成感がありますよ。