素材の価値を無限に拡げる
アート×テクノロジー

メタライジングが
クルマをもっと進化させる

素材の表面にめっきを施すことで、新たな機能を付加したり、
高級感やデザイン性を高める、といった価値をもたらす。
それが柿原工業の推進する“メタライジング”技術です。
自動車で言えば、ドアハンドルやフロントグリル、ランプハウジング、各種内装など
様々な部品にメタライジングが適用されています。
金属のような光沢感のあるこれらの部品は、実を言うと樹脂で作られているのです。
樹脂で軽量化を図りつつ、高級感やデザイン性は高めたい…
そんな相反するオーダーにも、メタライジングなら応えることができます。

CASEの課題解決に不可欠の技術

自動車業界は、100年に1度と言われる変革期にあります。CASE(コネクティビティ、自動運転、シェアリング、電気自動車)に向かって各社がしのぎを削る中、新たな課題も発生しているのです。メタライジングは、その解決策としても期待を集めています。 軽量化、装飾性、防錆性、抗菌性、電気伝導性、電磁波シールド性、耐摩耗性、耐熱性、対候性、超撥水性、水分遮断性など、無限と言ってもいい価値を素材に付与できるため、CASEに必要な機能の創出に貢献できるのです。さらに、メタライジングは樹脂や金属以外にも、様々な素材に展開が可能。セルロースナノファイバーといったナノテク関連素材や半導体などにメタライジングを施すことで、多くの課題を克服できるでしょう。

ものづくり日本大賞・中国経済産業局長賞を受賞

深みのある色調や、繊細な光沢感を持たせることに成功した加飾めっき。「プラチナサテン®」「プラチナサテン® チタニウム」「スーパーダーク」「ダークチタニウム」などの開発で、本物以上の重厚感を実現しています。また環境負荷を軽減するため、6価クロムを排除しためっきプロセスの開発や、3価クロム利用による耐食性の高いめっきの実現など、当社の技術者たちは新たな技術を次々に誕生させているのです。中でも「プラチナサテン® めっき」については、その創意工夫や先進性が認められ、2022年度の第9回「ものづくり日本大賞」において、当社の社員が中国経済産業局長賞を受賞しました。

グローバルに広がるニーズ

国内でも数少ない一貫体制の確立