「“大規模修繕工事”の提案をAさんに任せたい」。そう先輩から声を掛けていただいたのは、入社2年目の頃。工事費用が数億円にも上るこのプロジェクトには、数多くの競合会社がひしめいており、受注するには“勝てる提案”が必要でした。そこで私が意識したのは、居住者の皆様全員の納得感を得ること。大規模修繕工事では、外壁の補修や塗装、屋上防水シートの貼り替えなど、多くの工事が並行して進みます。工事期間は長期に渡り、費用も莫大だからこそ、「この会社になら任せられる」と信頼していただくことが何より重要と考えました。なぜ工事をする必要があるのか、どんな観点で施工業者を選ぶべきか、もっと削減できるコストはないか。居住者の皆様の不安や疑問が解消されるまで、何度も協議を重ねました。その結果、無事に長谷工グループの受注が決定!自分の提案を選んでいただけたことは、大きな自信に繋がりました。
とくに思い出深いのは、入社2年目に担当したマンション管理。そのマンションは、居住者の方が建設関係のお仕事をされており、設備の改修内容に対して非常に高いレベルを求められました。時には厳しいお言葉をいただき、自分の不甲斐なさに落ち込むことも…。しかし、よりよい修繕案があるはずだと、施工方法に関する資料を読み漁ったり、施設維持管理職に何度も相談しに行ったり、試行錯誤を続けました。これだ!という施工方法が見つかって、「Bさんが担当でよかった」、そう笑顔で言っていただけた時は、本当に嬉しかったですね。そのお客様とは、今ではプライベートで飲みに行くほどの間柄です。信頼は一朝一夕で築けるものではありませんが、自分にとって、一生の宝物になると思います。
マンションの暮らしは、毎月居住者の皆様が積み立てている管理費で支えられています。この貴重な資金を適切に使用し、マンションの快適な環境を維持すること。それがフロント営業の大切な役目です。しかし、近年は物価の高騰が進んでおり、私が担当するあるマンションでは、予算が赤字寸前にまで迫っていました。収入が限られている中、どうすればこの困難を乗り越えられるのか。私は資金の徹底的な見直しに挑みました。過去数年分の収支明細を分析し、新たな収入源を模索する日々――。会計が黒字に転じたのは、それから数年後のこと。居住者の方々と強く手を握り合ったのを、昨日のことのように覚えています。目の前の数字だけでなく、その先にいる人の、かけがえのない毎日を守る。それが、私たちフロント営業職の使命なのだと思います。
「“大規模修繕工事”の提案をAさんに任せたい」。そう先輩から声を掛けていただいたのは、入社2年目の頃。工事費用が数億円にも上るこのプロジェクトには、数多くの競合会社がひしめいており、受注するには“勝てる提案”が必要でした。そこで私が意識したのは、居住者の皆様全員の納得感を得ること。大規模修繕工事では、外壁の補修や塗装、屋上防水シートの貼り替えなど、多くの工事が並行して進みます。工事期間は長期に渡り、費用も莫大だからこそ、「この会社になら任せられる」と信頼していただくことが何より重要と考えました。なぜ工事をする必要があるのか、どんな観点で施工業者を選ぶべきか、もっと削減できるコストはないか。居住者の皆様の不安や疑問が解消されるまで、何度も協議を重ねました。その結果、無事に長谷工グループの受注が決定!自分の提案を選んでいただけたことは、大きな自信に繋がりました。
とくに思い出深いのは、入社2年目に担当したマンション管理。そのマンションは、居住者の方が建設関係のお仕事をされており、設備の改修内容に対して非常に高いレベルを求められました。時には厳しいお言葉をいただき、自分の不甲斐なさに落ち込むことも…。しかし、よりよい修繕案があるはずだと、施工方法に関する資料を読み漁ったり、施設維持管理職に何度も相談しに行ったり、試行錯誤を続けました。これだ!という施工方法が見つかって、「Bさんが担当でよかった」、そう笑顔で言っていただけた時は、本当に嬉しかったですね。そのお客様とは、今ではプライベートで飲みに行くほどの間柄です。信頼は一朝一夕で築けるものではありませんが、自分にとって、一生の宝物になると思います。
マンションの暮らしは、毎月居住者の皆様が積み立てている管理費で支えられています。この貴重な資金を適切に使用し、マンションの快適な環境を維持すること。それがフロント営業の大切な役目です。しかし、近年は物価の高騰が進んでおり、私が担当するあるマンションでは、予算が赤字寸前にまで迫っていました。収入が限られている中、どうすればこの困難を乗り越えられるのか。私は資金の徹底的な見直しに挑みました。過去数年分の収支明細を分析し、新たな収入源を模索する日々――。会計が黒字に転じたのは、それから数年後のこと。居住者の方々と強く手を握り合ったのを、昨日のことのように覚えています。目の前の数字だけでなく、その先にいる人の、かけがえのない毎日を守る。それが、私たちフロント営業職の使命なのだと思います。