
東海交通機械(CKK)はJR東海と連携して、新幹線および在来線の検査業務や、
駅構内にある各種機械設備の据付・検査業務、また山梨リニア実験線の超電導リニア車両や地上コイル、
機械設備に関する検査業務を実施しています。
BUSINESS INTRODUCTION
事業紹介/ 車両事業部
新幹線車両の検査業務
主な業務例
・先頭連結器カバー取付作業
・車体側面表記貼付作業
・側窓ガラス取替作業
・案内表示器修繕作業
・車体塗装作業
・空気調和装置修繕作業
・台車関連部品修繕作業
・車両間部品取付作業 ほか
在来線車両の検査業務
主な業務例
・冷房装置修繕作業
・パンタグラフ修繕作業
・連結器修繕作業
・戸関係修繕作業
・部品修繕作業
・車体塗装作業
・エンジン修繕作業
・下廻り作業 ほか
その他の業務
主な業務例
・新車搬入業務
・保存車両整備業務
・技術開発業務 ほか
車両事業部では車両検査業務を効率化することを目指してさまざまな新たな取組みに挑戦しています。その多くは現場の社員が率先して行っており、うちいくつかは実際に運用されています。作業者の気づきや声を大事にし、現場に反映することでより効率的で高品質な職場環境を作り上げています。
取り組み①
部品組立後の完成状態を
画像によって判断させる取り組み
鉄道車両メンテナンスの「検査品質向上」「ヒューマンエラー防止」「作業負担の軽減」「新規業務の受注」を目指しています。例えば部品組立後の完成状態チェックは、従来項目に基づいて目視で確認していた作業ですが、これを画像処理技術をもちいて省力化できないか検討しており、様々な工夫によって一定の判断が可能になりました。
取り組み②
3Dプリンタ技術を活用した
業務効率化への挑戦
エンジンに不調が発生した場合、冷却水を一時的に抜く必要がありますが、この作業を安全かつ効率的に行うことができるよう3Dプリンタを使用して「エンジン冷却水水抜き治具」を社員が主体的に制作しました。
今後の更なる活用を見越し、関連機器を増備するなど、誰でも改善したいことにチャレンジできる環境を整えていきます。
BUSINESS INTRODUCTION
事業紹介/ 機械事業部
駅・カード関係業務
主な業務例
・改札装置
・券売装置
・空調設備
・エレベータ
・エスカレータ
・ホーム可動柵 ほか
車両修繕工場関係業務
主な業務例
・在姿車輪旋盤
・台車交換装置
・車両洗浄装置
・輪軸搬送装置 ほか
沿線関係業務
主な業務例
・散水式融雪装置
・熱風式融雪装置
・床下温度検知装置 ほか
機械事業部では安心確実な運行状態の保全を目指してさまざまな新たなシステムの開発に挑戦しています。その多くは現場の社員が率先して行っており、うちいくつかは実際に運用されています。作業者の気づきや声を大事にし、現場に反映することでより効率的で高品質な職場環境を作り上げています。
取り組み①
機器保全管理システムと
故障予測AIの開発
現場の工程管理と保守データ入力を一つにまとめた機械保全管理システム(MELS Cloud)と、機械設備の1週間以内の故障確率を算出し点検計画を策定する故障予兆AIを自社開発。現在の正答率は約73%であり、定期点検の回数と保守コストを削減。新たな事業創造・鉄道業界の課題解決に貢献しています。
取り組み②
機器観測データの
遠隔監視システムの開発
機器の観測データを通信モジュールでクラウドへ転送し、機械設備の故障原因をクラウド上で追跡が可能な故障調査ロガー(Data Logger Cloud)をアイテック阪急阪神株式会社と共同開発を行っております。2023年11月に開催された鉄道技術展において、アイテック阪急阪神株式会社のブース内にて当社も出展しました。
BUSINESS INTRODUCTION
事業紹介/ 高速鉄道事業部
リニア車両の検査
主な業務例
・外板関係作業
・室内関係作業
・超電導磁石関係作業
・台車関係作業 ほか
地上機械設備の検査
主な業務例
・山梨リニア実験線の
地上機械設備の検査 ほか
地上コイル関連工事
主な業務例
・地上コイル取付 ほか
高速鉄道事業部では車両検査業務を効率化することを目指してさまざまな新たな取組みに挑戦しています。その多くは現場の社員が率先して行っており、うちいくつかは実際に運用されています。作業者の気づきや声を大事にし、現場に反映することでより効率的で高品質な職場環境を作り上げています。
取り組み①
資材管理のデータベース化
中央新幹線関連工事を行っている営業所にて、資材管理をデータベース化しております。発注~納品~払い出し~棚卸、とすべての断面で紙媒体を用いていたものを、“資材DB”を用意し、そこで一元管理することで記入ミス等のミスを削減し、業務効率化に繋がっています。
取り組み②
コイル下点検装置の開発
地上コイルは点検箇所が下部に集中しており、従来は寝姿勢で検査を行っておりました。作業者の身体的な負担軽減と業務効率化のため、押し台車で点検を行える「コイル下点検装置」の開発を進め、一部区間で導入しています。
装置を用いて画像データを蓄積し、将来的には画像処理技術を活用した検査方法へと改良を進めていく予定です。