新商品の開発は、市場調査からスタート。調査で得たさまざまなデータや仮説をもとに商品コンセプトを立て、企画を立案し、お客様であるセブン-イレブン様へ提案を行います。商品化が決まったら、商品を大量生産するための規格作りや製造部門との調整業務などを行い、製造へと進めます。

商品開発は、「流行」や「味」に敏感になることが大切です。時には、女子高生や5歳の女の子の気持ちになって商品を企画します。今発売しているショートケーキも、美味しいお店を食べ歩いて、スポンジの食感、クリームの滑らかさ、さらには製造機械まで、とことんこだわって商品化しました。

工場で商品をつくり、お店別に仕分けをして、配送するまでの役割を担う製造部門。全社で毎日140万食もの商品を生産するため、具材や商品の出来栄えや、生産機器や検査機器の作動状況などさまざまな項目のチェックや改善を重ねて、確実な商品供給を実現します。

材料の計量、仕込み、トッピングなど一つひとつの工程が正確に、効率的に進むよう綿密に計画を立て、「作戦」通りに生産できた時は感動すら覚えます。パート従業員さんなど、大勢の「人の管理」が最も大切になる仕事なので、誰とでも話ができる人、自分の意見をきちんと言える人に向いています。

品質管理部門では、商品ひとつひとつの安全や品質を守り、クオリティを上げていくためのさまざまな対策を行います。新商品の製造前のチェックから、工場現場巡回による異常個所特定や異物混入対策、衛生改善、検食など幅広く見渡して、商品の安全・安心を守ります。

工場内の衛生管理のほか、商品の食品表示や新商品の検査報告書の作成、品質管理のルール作りなども行います。食品表示や関連する法律など、幅広い知識が得られることも楽しいですね。例えば「菌」についての知識も、大学時代とは比較になりません。探究心旺盛な人に向いている仕事です。

工場で稼働するボイラー、受電、空調、排水処理、給水、冷却設備などのユーティリティ設備の管理や修理などを担当します。機械、電気、ソフトウェアなど多種多様な知識と技術を身につけて、工場の安定稼働を守り、さまざまな工夫や改善で生産機能の進化につなげていく役割を担います。

工場内にはいろんな種類の機械があり、覚えることも多いのですが、 仕事を通して学び、日々成長を実感できるので、とても充実しています。修理を終えた時に従業員さんから“ありがとう”と言ってもらえると、それまでの疲れが一気に吹き飛びます。施設課をやっていて良かったと思える瞬間ですね。

プライムデリカの生産拠点は、13拠点。大きな雇用を生み出し、地域に活気をもたらす当社の工場が、かけがえのない存在になっている地域は少なくありません。また、商品開発においても、例えば関西限定で「とんぺい焼き」、神奈川県限定で「きんたろう牛乳を使ったみるくぷりん」、愛知県限定で「赤だしの豚汁」、宮崎県限定で「チキン南蛮」を商品化するなど、地域の特色や郷土料理を活かした商品開発も進めています。プライムデリカのスタッフには、「おいしさ」だけではなく、地域に元気をもたらすというやりがいもあります。