私は自動車部品メーカーを中心に、開発現場で必要となる電子計測機器などを提案しています。たとえば「温度計測に困っている」といった相談に対し、どんな課題をお持ちなのかを細かくヒアリング。1000社以上もある取引先メーカーから最適な機種を選定し、プレゼンテーションを行うのです。必要ならばデモ機も手配して、実際に操作していただくことも。お客様の悩みがしっかりと解決できるよう、徹底的にサポートしていきます。自らの提案によって新技術・新製品が誕生するといったらいい過ぎかも知れませんが、その一助となることは間違いありません。本当に誇りが持てる仕事です。

経済学部出身ということもあり、研究・開発現場で飛び交う専門用語はちんぷんかんぷんでしたし、製品知識を身につけるのにも苦労しました。でも、分からないことがあれば先輩や上司が丁寧にアドバイスしてくれます。研修や外部講習なども充実しているので、しっかりと学ぶ姿勢を持っていれば大丈夫です。
仕事では常にメモを取っています。特に分からない用語は必ず書き止め、しっかりと調べます。次のアポイントで「あのとき、こうおっしゃっていましたよね」と調べてきたことをさりげなく話せば、相手も「勉強しているな」と信頼してくれるようになります。この積み重ねが、受注につながるのです。

日本電計の魅力は人間関係のよさ。風通しが良く、すぐに相談できるので安心して働けています。先輩方は嫌な顔一つせずフォローしてくれるので、後輩が入ったら自分も同じようにサポートしていきたいですね。
当社のビジネス・サービスは、最先端技術・製品開発で欠かせないもの。市場は安定していますし、独立系の商社という特性を生かし、メーカーを横断して、お客様の希望に寄り添った提案ができるので、大きな信頼を寄せていただいています。基盤が強固だからこそ、思い切って働ける。将来の企業成長、そして自分への期待も大きいです。これからも経験を積みながら、大きなやりがいをゲットします!

入社後、半年間は、OJTを中心に仕事の流れを覚えていきます。先輩や上司に同行し、プレゼンの仕方や商社として求められていることとは何かを、商談の中から学ぶのです。そして半年後には独り立ち。担当顧客を持ち、営業活動の開始となります。
「半年後にいきなり一人で?」と思われたでしょうか(笑)。私も確かに最初の頃は戸惑いました。でも、実践こそが何よりもの成長の糧。悩んだり、壁にぶつかるからこそスキルアップできるのです。製品知識が乏しく、お客様にうまく伝えられなくてたくさん悔しい思いをしましたが、そんな中で私がたどり着いた答えは、「私ができることをやる」でした。

何度も先輩に相談し、いつもと違う上司に同行してもらうなどした結果、“いろんな営業スタイルがある”ということに気づきました。完璧に製品知識を身につけるなんて、いまの私には無理。ならば他の部分で勝負しよう。そう考え、お客様が取引相手に選ぶ理由はどこにあるのかを自分なりに分析したのです。私なら、いつも一生懸命で、いつでも相談できる相手に頼みたい。「そうだ!これなら私だってできる!」とひらめきました。
それから訪問頻度を増やしたり、まめに電話やメールをすることに力を注ぎました。その結果、徐々に受注がいただけるようになったのです。

あるお客様から、「調達部門に北川さんから買うように言っておいたよ」という言葉を聞いたときは、本当にうれしかったです。私のスタイルは間違っていないんだと、自信を深めることができました。
こういった営業のやり方も自由に任せてくれる社風なので、伸び伸びと働くことができています。ちょっとした悩みを抱えていても、上司がミーティングでケアしてくださってガス抜きが出来ているので、ストレスを溜めることもありません。周囲の手厚いサポートには本当に感謝しています。今後の目標は、新規開拓に力を注ぐこと。そしていずれは先輩たちのように、海外取引を経験したいと考えています。

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