株式会社健伸

東広島市内で7店舗の調剤薬局を展開する当社では、地域の特性に合わせた運営を行っています。たとえば、あかね薬局は眼科と歯科処方箋が中心ですが、様々な医療機関を受診された患者さまが訪れる店舗。当社の店舗の中では一般用医薬品の販売が多く、各店舗への配送業務も行っています。一方、健伸薬局ごじょう店は皮膚科の処方箋が中心。軟膏の練り合わせ作業が多いため、自動練り合わせ機を導入し、業務効率化によって浮いた時間を患者さまへの対応に充てています。幅広い診療科の処方箋を扱うセリア薬局は、グループ内の在庫支援センターとしての役割も。健伸薬局よこた店にはドライブスルーを設けるなど、新たな試みにも挑戦しています。

事業成長に伴って運営店舗を拡大していきた当社では、薬剤師の育成に力を入れています。接客やカウンセリング、調剤の流れ、調剤機器の使用方法、鑑査など調剤の基本は、OJTを通じて経験を積みながら覚えていくことを重視。新入社員は一通りの業務を身につけるまでは、「質問すること」が仕事です。定例の社内勉強会のほか、大学教授やメーカー講師による勉強会を開催し、専門的な知識を身につけてスキルアップしていく機会も設けています。また、専門性を身につけたい分野があるなど、意欲的に知識の習得に励む社員をサポート。店舗によって主に取り扱う処方箋の診療科に違いがあり、幅広い診療科の処方箋の調剤の経験を積める環境です。

調剤薬局の薬剤師は処方箋のチェックや調剤、監査、服薬指導、薬歴管理などが主な仕事。薬剤師として調剤や薬学に関する専門知識が必要とされるのはもちろんですが、直接、患者さまとふれあう仕事でもあり、コミュニケーションを大切にしています。たとえば、服薬指導の際に患者さまが処方された薬に不安や疑問をお持ちの場合は、患者さまに寄り添って丁寧に説明することを心掛けています。セルフメディケーションへの意識の高まりから、一般用医薬品を提案するためのカウンセリングを行うことも。調剤事務は受付やレセプトの作成など、薬局の業務全般をサポートする役割です。患者さまからの「ありがとう」の言葉が社員の励みになっています。