株式会社3ArrowsHD、採用担当の中山です。
お仕事紹介第2弾は、「質問対応」と題して、3Arrowsならではの生徒対応についてご紹介します。
私どもが展開する「進学塾3Arrows」は、基本的にはグループ指導というスタイルの塾です。
先生1名で、16~20名程度のクラスを指導します。授業中は生徒一人一人に意識を配りながらも、クラス全体へ向けて話をしますので、ある特定の生徒一人に対して、時間をとって説明するのはなかなか大変です。
また、生徒の側からしても、わからないところがあったとしても他の生徒がいる前で質問するが嫌だという子もいます。
一人一人の状況をより詳しく把握する、一人一人の質問にきちんと応えるために、3Arrowsの先生は授業外のところで生徒とじっくり向き合う時間を作ります。
主なタイミングは2つです。
一つは「授業時間の前後」。授業のある日に、少し早く教室に来てもらう。または授業後に残ってもらう。ここで補習をしてあげたり、質問に対応したりします。
もう一つは「塾の授業のない日」。授業のない日に、時間を決めて塾に来てもらい自習のサポートをします。習い事や部活動など、放課後の予定を週単位で把握しておけば、あらかじめ日時を決めることができます。
「○曜日の17時に自習室においでね」と約束しておいて(保護者の方にも事前にお伝えします)、質問対応などをします。また、校舎によっては、例えば土曜日は時間割に授業を組まずに、終日生徒の質問対応や欠席フォローなどをする日にしている場合もあります。
この他、生徒に自習室を利用して勉強をするよう意識づけをしており、子どもたちの方から塾にやってきて
「先生、わからないところを質問してもいいですか~?」
と、元気よく職員スペースにいる先生に声をかけてくることも多くあります。
質問に対応するのは、手の空いている先生。予め約束して呼び出している生徒の対応は呼び出した先生が自分で行いますが、そうでない場合は教室にいる先生みんなで手分けして対応します。
もちろん、文系の先生が理科を教えるのはちょっと…ということもありますし、社会はもう覚えていない…という数学の先生もいますから、生徒が持って来る質問内容によって、私たち講師も臨機応変に対応します。その辺りの阿吽の呼吸が合ってくると連携プレーをしているようで講師同士も楽しく相互研鑽できます。
大手塾でも質問対応をしてくれるところはたくさんありますが、
授業終了後の15分間だけと時間制限があったり、先生のところに生徒がズラリと列を作ってしまい順番待ちが必須だったり、前もって予約しておく必要があったり、授業担当の先生でないと質問に応えてくれなかったり…と、質問をするのも一苦労、という塾が少なくありません。
一方、小規模な個人塾だと自習室が無かったり、席数が限られていたり、先生が少ないので質問対応をなかなかしてもらえない…なんてこともあるようです。
グループ指導の塾でありながら、個別指導塾のようなきめ細やかな生徒指導をする。
これが私たち3Arrowsの職員が心掛けていることです。
もちろん授業がメインですから、授業以上の過剰なサービスを提供することは考えものです。また、進んで自習に来る子もいれば、遠慮して自習に来ない子もいますので、できるだけ偏りのないよう生徒全員に意識づけをしたり、ときにはクラス全員を呼び出したり、バランスも大切です。
授業の中ではどうしても理解できなかったところがわかった。
皆の前では恥ずかしくて質問できなかったけれど、土曜日に自習にきて聞けた。
自宅学習ができなかったが、自習室を使うことが習慣になって成績が上がった。
…等々、生徒や保護者の皆さまからの嬉しい反響もたくさんあります。
また、勉強面だけでなく、志望校や進路のこと、思春期の悩みや友達関係の相談など、いろいろな話を生徒とすることも。そうして紡いでいった時間が積み重なり、志望校合格へとつながります。
生徒一人一人と向き合う。ちょっとオーバーかもしれませんが、生徒と私たち講師が人間同士として向き合う。そんなアツい生徒対応をする機会が、私たちが大切にしている「質問対応」です。