近鉄グループホールディングス株式会社

近鉄グループの事業領域は多岐にわたります。不動産事業では主要ターミナルや大阪市内を中心としたビルを経営。またショッピングセンターや専門店街、飲食店、駐車場などの事業を手がけています。流通事業ではターミナル駅を中心に、コンビニエンスストア、カフェ、ドラッグストア、雑貨専門店、高品質スーパーマーケットなどを運営しています。ほかにも国内外にホテルブランド「都ホテルズ＆リゾーツ」を展開するホテル事業や、志摩スペイン村・生駒山上遊園地など沿線のレジャー施設も展開。主要ターミナルや沿線各地で快適な都市機能と住環境を整備し、関西・伊勢志摩両地域を中心に魅力ある観光地開発に努めています。

鉄道事業をはじめ、不動産事業、流通事業、ホテルの経営など、幅広い事業を展開してきた近鉄グループ。阿部野、京都、上本町といった主要ターミナルの整備や、農業・メガソーラーなど新規事業の創出、旅行業の組織再編など事業の強化を進めてきました。こうした改革を加速するため、2015年4月に純粋持株会社制（ホールディングス制）へ移行しました。変化する経営環境の中で、各事業の特性を活かしつつ、グループの総合力を最大限に発揮。お客様のニーズに的確に対応しながら競争を勝ち抜ける「強い会社」となることを目指します。

「アベノ」は近鉄をはじめ地下鉄やJRなどが乗り入れており、1日の乗降客数約77万人を誇っています。このアベノ地区のさらなる発展に寄与し、当社事業の成長の原動力とするため、2014年3月に「あべのハルカス」をオープンしました。地上60階、地下5階、延床面積約21万平方メートルというタワー内には、低層階に営業面積日本一（本館部分含む）の百貨店を配置。中層階はオフィス、高層階は大阪マリオット都ホテルとなっています。ハルカス300（展望台）のやてんしばも人気を博しており、大阪の新しいランドマークとして認知される存在となっています。