三重精機株式会社

機械を使い、金属をある形に切り出す切削（せっさく）加工。この加工で作られた部品はあらゆる製品に使われており、生活には欠かせません。当社は1937年の創業から一貫して切削加工の技術を磨き続けてきました。髪の毛よりも細い1000分の1ミリの精度が求められる部品―超精密部品の加工が可能。また材料の選定や図面作成、部品の試作、製造ラインの立ち上げまで一貫して対応ができ、量産開始後も高品質な製品を作れるプロが勢ぞろいしています。部品の試作から量産まで一貫してできる会社はごくわずか。戦前から培ってきた技術を脈々と引き継いできたからこそできることです。

技術力の高さを耳にした大手自動車部品メーカーからご依頼が来たのが1975年。以降、大手自動車部品メーカーを中心に取引を拡大してきました。自動車部品の中でも高い精度が求められるブレーキ周辺の部品など安全面に影響を及ぼす部品製造で50年以上実績を残しています。昨今では自動車分野に限らず、医療部品・半導体部品などの分野でも取引が拡大。経済の波の影響を大きく受けず成長を続けています。リーマンショック・コロナショックの際も人員拡大を続け、2021年度の売上はコロナ前最高売上を出した2018年度を超えるまでになりました。景気に左右されず、より盤石な会社へ。100年、そしてその先も続く千年企業への第一歩を踏み出しています。

地元・桑名市に根付いて成長していることもあり、社員も地元出身者が大半を占めます。ただ任せられた仕事を黙々とこなすのではなく、必要に応じ協力を仰ぐなどコミュニケーションは活発。仕事での助け合いは当たり前、業務外では同好会などで交流を深める場面もあります。また、上司や経営層との距離の近さも当社ならでは。工場周辺の道路清掃を行っているのですが、この清掃に社長も毎回参加。本社工場では役員がトイレ掃除をしているなんて場面も！常に現場に寄り添う姿勢があるからこそ、仕事上でやりたいこと・改善したいことに対して「NO」と言われることはありません。やる気がある、素質がある社員は若手でも活躍の場を提供しています。