業種 |
化学
医療機器/医薬品/医療関連・医療機関/コンサルタント・専門コンサルタント
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本社 |
東京
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「臨床検査」という言葉をご存知ですか?臨床検査とは現代医療に欠かせない技術であり、病気の診断や治療方針を決める上での重要な指針となるもの。みなさんも学校の健康診断で採血や尿検査などを必ず受けたことがあると思います。そんな身近な臨床検査において、感染症やガンなどの特殊分野に特化したメーカーが当社です。私たちが作る臨床検査薬や検査装置は、世界中の人々が抱える病気の早期発見や予防で社会に貢献しています。
富士レビオの歴史は今から半世紀以上も昔の1950年に始まりました。1966年には「世界初」となる梅毒(感染症のひとつ)検査製品を発売し、以来業界のリーディングカンパニーとして、感染症やガン、生活習慣病を中心とした質の高い検査薬や検査装置を、国内外の病院やクリニックに提供する事業を展開しています。特に院内の臨床検査においては、検査薬のみならず専用の検査装置が必要不可欠。富士レビオでは人間の様々な病気を測定する自動分析装置「ルミパルス」シリーズを展開。現在では、国内外で1,500台を超える「ルミパルス」が世界の医療機関や検査センターを支えており、名実ともに“世界のルミパルス”として活躍しています。
日本のみならず世界をリードする製品力を構築するため、日・米・欧の3つの開発拠点がグローバルに連携する社内体制を有していることも富士レビオの強みです。例えば、アメリカ子会社では世界水準レベルの「ガン検査」を実現する臨床検査薬の開発・生産を展開。またベルギー子会社では、世界の認知症人口4,600万人とも言われているアルツハイマー領域における検査薬の開発・生産を行なっています。国内外の開発拠点を通して、富士レビオの製品・サービスを利用している国々はおよそ100ヵ国以上。同時に、世界各地の臨床現場で把握したニーズを速やかに開発活動につなげる、世界規模のマーケティング活動にも積極的に取り組んでいます。
臨床検査薬や検査装置の開発、製造、販売、サポートまでを手がける富士レビオでは、文理を問わず様々な職種が活躍しています。例えば営業職(DMR)は病院内のドクターや検査技師を訪問し、最先端の検査薬や検査装置を提案する仕事です。相手は医療のプロ。しかし、検査手法についてはその全てを知るわけではありません。そのため臨床検査に関する様々な悩みを、DMRの知識を信頼して相談してくれます。「検査でこんな異常値が出たけど何か知ってる?」「こういう病気を疑いたい場合どんな検査があるの?」。臨床検査薬のプロとして絶えず勉強していく覚悟を持つことで、患者様を影で支える医療従事者の一人となる醍醐味が味わえる仕事です。
事業内容 | 臨床検査薬、医療機器及び器具の製造、販売、輸出入 ※免疫血清分野のリーディングカンパニーです。特に「ケミルミ」と通称される化学発光技術を応用した免疫検査システムでは、国内トップクラスを誇ります。 |
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設立 | 2005年7月 (創立1950年12月) ※2005年7月、全事業を引き継いだ新設事業会社「富士レビオ」と、持株会社「みらかホールディングス(現:H.U.グループホールディングス)」とに会社分割を行いました。 |
資本金 | 42億5290万円 |
従業員数 | 500名 |
売上高 | 2021年 3月期実績 2,230億円 ※グループ計 |
代表者 | 代表取締役社長 藤田 健 |
本社所在地 | 〒163-0410 東京都新宿区西新宿2-1-1 新宿三井ビルディング |
事業所 | 支店
北海道、宮城、さいたま、東京、神奈川、愛知、大阪、広島、福岡 研究所・工場 東京(八王子)、北海道(旭川、帯広)、山口(宇部)、神奈川(相模原) 物流センター 東京(八王子・昭島)、埼玉(久喜)、山口(宇部) 海外事務所 上海、韓国 |
主な子会社 | ○国内
富士レビオ・ホールディングス(株) 富士レビオ・ダイアグノスティクス・ジャパン(株) (株)先端生命科学研究所 ○海外 Fujirebio Diagnostics, Inc.(アメリカ) Fujirebio Diagnostics AB(スウェーデン) Fujirebio Europe NV(ベルギー) Fujirebio Taiwan, Inc.(台湾) Fujirebio India Private Limited(インド) Fujirebio Asia Pacific Pte.Ltd.(シンガポール) |
沿革 | 1950 医薬品の製造販売を目的として「富士臓器製薬株式会社」(東京・下落合)設立
1966 ★検査薬事業部門に進出、臨床検査薬「梅毒HA抗原」発売 1970 臨床検査センター「株式会社東京スペシアルレファレンスラボラトリー」 (現・株式会社エスアールエル)設立 臨床検査薬の輸出を開始 1973 帯広事業所開設 1975 宇部事業所開設 1978 八王子事業所開設 1981 「台富臓器製薬」(現・台富製薬)設立 本社事務所を東京・西新宿へ移転 1982 東レ株式会社と合弁で「トーレ・フジバイオニクス株式会社」(株式会社テイエフビー) 設立 1983 東京証券取引所2部上場 「富士レビオ株式会社」に社名を変更 1987 ★東京証券取引所1部上場 エイズ診断薬、「セロディアHIV」発売 「フジレビオアメリカ社」(FAI)設立 1992 ★全自動化学発光酵素免疫測定システム「ルミパルス1200」発売 本社を東京・西新宿に移転 1996 全自動化学発光酵素免疫測定システム「ルミパルスフォルテ」発売 検査薬事業部門において品質保証の国際規格ISO9001の認証取得 本社を東京・日本橋浜町へ移転 「トーレ・フジバイオニクス株式会社」を100%子会社化 (株式会社テイエフビー) 「フジレビオヨーロッパ社」(FEBV)設立 1998 アメリカセントコア社の診断薬事業部門を買収 (Fujirebio Diagnostics,Inc.) 2001 品質保証の国際規格ISO13485、ISO9001、欧州規格EN46001の認証取得 環境マネジメントシステムの国際規格ISO14001の認証取得 2002 インフルエンザの迅速診断薬「エスプラインインフルエンザA&B」発売 「中外診断科学株式会社」を買収 (レビオ・ジェン株式会社) 2004 BSEスクリーニング検査試薬「フレライザBSE」発売 2005 ★持株会社「みらかホールディングス株式会社(現:H.U.グループホールディングス)」と新設事業会社 「富士レビオ株式会社」に会社分割、「株式会社エスアールエル」と経営統合 全自動化学発光酵素免疫測定システム「ルミパルスプレスト」、「ルミパルスS」発売 2006 核酸増幅検査装置「タイグリスDTSシステム」、「As-1000」、「Ps-1000」発売 便潜血検査装置「マグストリームHT」発売 スウェーデンの「CanAg Diagnostics AB」を買収 (Fujirebio Diagnostics AB) 2007 ★全自動化学発光酵素免疫測定システム「CL-4800」が血液スクリーニング システムとして日本赤十字社で採用 2008 「株式会社先端生命科学研究所」を買収 アメリカの「American Biological Technologies. Inc.」を買収 全自動化学発光酵素免疫測定システム「ルミパルスG1200」発売 2009 エイズの迅速診断薬「エスプラインHIV Ag/Ab」発売 2010 ベルギーの「Innogenetics NV(現Fujirebio Europe NV)」を買収 2011 心不全診断薬「ルミパルスBNP」発売 2012 本社を東京・西新宿へ移転 2014 品川事業所を開設、子会社の「株式会社ティエフビー」を吸収合併 2015 全自動化学発光酵素免疫測定システム「ルミパルス L2400」発売 2016 全自動血液凝固線溶装置「STA R Max」及び「STA Compact Max」を発売 2017 富士レビオ株式会社の単独株式移転の方法によりH.U.ホールディングスの完全子会社となる富士レビオ・ホールディングス株式会社を中間持株会社として設立 Fujirebio India Private Limitedをインドに設立(富士レビオ・ホールディングス株式会社の子会社) Fujirebio Asia Pacific Pte. Ltd.をシンガポールに設立(富士レビオ・ホールディングス株式会社の子会社) 免疫・生化学連結型分析装置「フュージョンプラス」を発売 首都圏支店を移転 神奈川支店を移転 2018 韓国事務所を開設 2019 富士レビオ・ダイアグノスティクス・ジャパン株式会社を設立(富士レビオ・ホールディングス株式会社の子会社) 全自動化学発光酵素免疫測定システム「ルミパルスG1200 Plus」を開発、発売 |