一般社団法人鳴尾ゴルフ倶楽部

日本のゴルフ文化の原点、それは六甲山系にあると言われています。明治時代に神戸の外国人居留地に居を構える欧米人からもたらされた、舶来文化の一つがゴルフクラブ。その流れを受け、鳴尾ゴルフ倶楽部は1920年に誕生しました。最初はわずか3ホールの規模でしたが、設立から10年後には、当時のクラブ運営を任されていた英国人のクレーン三兄弟によって新コースを開設。さらに、ゴルフ場設計者として英国で著名なチャールズ・アリソンを招いて検証を行い、コースレイアウトの原型が完成しました。こうした歴史を踏まえて現在、鳴尾ゴルフ倶楽部は日本屈指の名門ゴルフクラブとして認知され、格式高い大人の社交場であり続けています。

鳴尾ゴルフ倶楽部が有する18ホールのコースは、自然の地形をそのままに生かし、芸術性と戦略性を兼ね備えた稀有なコースとして知られています。そのため1928年の日本プロゴルフ選手権大会にはじまり、これまで数多くのメジャー大会や競技会の開催地として選ばれてきました。また鳴尾ゴルフ倶楽部は、日本のみならず世界でも有名なコースの一つです。1967年には、当時の世界屈指のトッププレイヤー3名が集結し、エキシビジョンマッチの決戦を行い、世界中のファンが熱狂。そして1990年代には、ゴルフ写真家のブライアン・モルガンによって撮影された写真が話題となり、海外のゴルフジャーナリズムからも高い評価を獲得しています。

英国のプライベートクラブの理念を受け継ぐ鳴尾ゴルフ倶楽部では、知略と作法の洗練を問うゴルフというゲームの本質を踏まえ、ルールと礼節に重きを置いています。お客様に対しても、ご来場の際にはドレスコードを順守の上、グリーン上では落ち着いた振る舞いを心がけていただくことで、歴史あるゴルフクラブとしての価値を保ってきました。そんな場所で働く従業員には、当然ながら洗練された振る舞いが求められます。今回はキャディ業務、レストラン業務、事務職の募集となりますが、いずれの職種においても常に品のある対応を心がけ、お客様に気持ち良く過ごしていただけるよう、笑顔と配慮を忘れずに行動できる方をお待ちしています。