鉄鋼製品の機械加工と、品質保証検査で用いられる試験片の製造という2つの事業を柱にものづくりを行っている私たち。鋼塊の表面切削を皮切りに創業70余年で培ってきた加工技術のもと、大手製鉄・製鋼メーカーとの取引を中心に着実に事業を広げています。私たちが手がける製品は、発電プラントや、ダムの水門、半導体装置など、人々の暮らしを支えるさまざまなものに使用されています。
鉄鋼品事業を担う本社東海事業所の工場には大型のマシニングセンタや旋盤などさまざまな専用機化した工作機械を取り揃え、あらゆる材質を加工できることが私たちの強みです。また加工完了後は超音波探傷機による非破壊検査(国家資格)を行い、製品の外観や内質状態を可視し、良品は顧客や商社へ出荷します。その為、サプライヤーとして大手製鋼メーカーと安定した取引より当たり前のことを徹底的に継続する凡事徹底を社是に、「ものづくりと真剣に向き合う」のが当社のポリシー。加工中の熱影響により膨張や歪など数えきれない状態変化を起こす「生きた」鉄と日々向き合い、より良い製品づくりを担っております。
2017年に旧常滑・旧東海の同一事業を統合し新たに開設した常滑事業所。もう一つの事業の柱である「試験片」と呼ばれる製品を受託製作しています。試験片は鉄鋼製品や様々な素材の機械的性能を測定し品質や安全性を担保するための最終工程検査で欠かせない製品です。研究開発や需要家認証を目的とした新素材を扱うことも多く高い加工技術が必要となり、また同規格の試験片を素材ごとに識別し異材を防止する繊細な管理作業も求められ、他社の参入障壁が高く非常に安定したビジネスです。将来的には事業領域を広げ機械試験までを受託し、顧客である製鉄製鋼メーカーへ検査データの供給までの事業を目指しております。
鉄鋼加工というと職人気質な気難しいイメージを持つと思いますが、当社で活躍している社員は、仲間同士のコミュニケーションを大切に、丁寧にコツコツと仕事を進めるタイプが多いです。鉄鋼の専門用語を使うこともありますが金属・機械工学の知識がなくても先輩社員がOJTを中心にレクチャーしますので1年後には個人差はありますが鉄鋼知識は身につきます。また作業は顧客の認証を得た作業標準や品質マニュアルに則したもので都度確認しながら仕事を進めます。数年製造工程を経験したのち技術職として品質マニュアルの改訂や顧客・需要家とのサプライチェーン認証取得、生産性向上に向けた工程改善や設備保全等を担ってもらいたいです。
事業内容 | ◆鉄鋼品事業
・鋳鍛鋼品および圧延鋼材の機械加工(切削・切断・プレス矯正) ・鍛造用治工具の製作、補修 ・非破壊検査を含む受託検査 ・特殊溶接による肉盛補修、及びギロチンシャー刃の肉盛補修 ◆試験片事業 ・鉄鋼品、非鉄金属の機械的性能評価用試験片、および分析評価用試験片製作 |
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設立 | 1958年1月(創業:1951年8月) |
資本金 | 1000万円 |
従業員数 | 47名(2022年4月現在) |
売上高 | 552,000千円(2021年実績) |
代表者 | 代表取締役 小島 正浩 |
事業所 | ◆本社・東海事業所
愛知県東海市南柴田町ヲノ割457-17 ◆常滑事業所 愛知県常滑市西之口6丁目1番地 |
沿革 | 1951年 創業者小島鍬治が愛知県東海市名和町にて小島鉄工所を創業
1958年 株式会社小島鉄工所を設立 1974年 本社工場を現在の東海市南柴田町の北部工業団地に移転 2008年 山下鉄工株式会社を買収し、常滑工場を開設 2016年 ISO9001認証取得 2017年 組織改定により、工場を事業所化。 常滑工場を建て替え拡張し、常滑事業所を開設。 豊栄溶工株式会社の株式を取得し、東海事業所構内に作業場開設 2019年 豊栄溶工株式会社を吸収合併し、特殊溶接部門を開設 |
資格取得者数 | 非破壊試験技術者 超音波探傷試験(UT)・レベル1:3名
非破壊試験技術者 超音波探傷試験(UT)・レベル2:1名 非破壊試験技術者 超音波探傷試験(UT)・レベル3:1名 非破壊試験技術者 浸透探傷試験(PT)・レベル2:2名 非破壊試験技術者 磁粉探傷試験(MT)・レベル2:1名 |
認定 | 日本品質保証機構 ISO9001:2015 |
主要取引先 | JFEスチール株式会社、愛知製鋼株式会社、大同特殊鋼株式会社 中部鋼鈑株式会社、日本ガイシ株式会社 NGKファインモールド株式会社、日本高周波鋼業株式会社 株式会社中村鉄工所、リンタツ株式会社、松岡特殊鋼株式会社 孟鋼鉄株式会社 等 (敬称略、順不同) |
当社の行動指針 | ・今の強みを更に伸ばそう。
・今の弱点や課題を何で補えば良いか考えよう。 ・今に満足せず、自らを変える努力をしよう。 ・今のノウハウ(財産)を活用し、新たなる技術を生み出そう。 |
SDGsへの取り組み | 当社では、2021年にSDGsプロジェクトを発足し、社内で掲げた目標達成のために日々取り組んでいます。
◎将来へ繋げる環境(Environment)への貢献 廃棄物の削減・再利用や脱炭素への取組みを積極的に行うことで、地球環境の保全に努めてまいります。 1.使用済工具類のリデュース・リユース・リサイクルの強化 2.破砕刃再生ビジネスの強化(特許取得)→使用済みの破砕刃の肉盛溶接し再加工 3.CO2排出量の低減→再生可能エネルギー(バイオマス発電)を利用・Web会議促進 ◎将来へ繋げる人財(Human resources)への配慮 会社のミッション・ビジョン・バリューに共感できる従業員が成長し成果を発揮できる為の制度を構築することで、ES(従業員満足度)を高めてまいります。 1.健康経営の促進→健康診断受診・産業医保健師による保険指導・メンタル不調者への社外窓ロ設置・感染症対策の徹底・保養所施設を設置 2.資格取得支援→非破壊検査資格・第一種衛生管理者・機械保全技能者・簿記検定等 3.社内の女性活躍→女性活躍推進企業認定「えるぼし」取得に向けた取組み 4.人事評価制度→社外企業と協力し誰でも公平に評価される新しい制度の構築 ◎将来へ繋げる健全な企業経営(Governance)の継続 法令・社会規範を順守することで、ステークホルダーへの信頼へ繋げてまいります。 1.コンプライアンスの遵守→定期的に外部団体・機関等から評価・指摘を受ける 2.ISO9001取得→製品の品質・サービスの維持向上を目指し、顧客満足度の向上 ◎将来へ繋げる会社価値(Value)の向上 持続可能な生産プロセス構築と加工再現性を強化することで、お客様資産に付加価値を育み品質を担保した安心・安全な製品や技術を提供してまいります。 1.安全作業教育→安全衛生委員の配置、危険体感塾参加による安全意識向上 2.安定操業→事後保全から事前保全への転換・加工再現性を高める為に、過去のデータから不適合分析を行い未然防止対策を実施 |
企業ホームページ | http://www.kojima-machine-works.com
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