業種 |
政府系・系統金融機関
公社・官庁
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本社 |
群馬
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■全国51協会ある公的機関■
信用保証協会は、『信用保証協会法』に基づいて設立された機関です。
中小企業者が金融機関から融資を受ける際に「公的な保証人」となることで
日本を支える中小企業の経営の安定と発展をサポートし、地域経済の発展に貢献しています。
信用保証協会は、信用保証の業務を行い、中小企業者に対する金融の円滑化を図ることを目的としています。事業の維持・創造・発展に努める中小企業者に対し、公的機関としてその将来性と経営手腕を適正に評価することによって企業の信用を創造し、「信用保証」を通じて金融の円滑化に努めています。また、相談・診断・情報提供といった多様なニーズに的確に対応することにより、中小企業の経営基盤の強化に寄与し、企業の振興と地域経済の活力ある発展に貢献します。
当協会では、中小企業のライフステージに応じた各種支援体制を強化しています。「創業支援」では、創業を考えている方や創業後間もない方を対象に、創業応援チームによる積極的なサポートを行っています。「経営改善支援」「事業承継支援」では、関係機関と連携し、企業の経営改善や円滑な事業承継に向けた取り組みを実施しています。そして「事業再生支援」では、有用な経営資源を有しながら過大な債務を負っている事業者を事業再生へと繋げています。
私たちは、政府事業の一翼を担う公的機関です。したがって、中小企業者や地域の発展に献身しようという『公的機関としての使命感』が必要です。とは言え、私たちの事業は企業の借入金や経営に関わる仕事ですから、『民間的な意識』も求められます。たとえば保証の審査業務であれば、しっかりとその企業を見極め、事業の継続性や将来性、そして借入金返済の見通し等を判断する必要があります。主体的に動ける判断力や思考力、行動力を持ち、『公的機関としての使命感』と『民間的な意識』の両者を持って取り組める、志高い社員が活躍しています。
事業内容 | ●主な業務内容
中小企業者が金融機関から事業資金の融資を受ける際に「公的な保証人」となることで融資を受けやすくします。保証した後も、金融や経営の相談を受け、経営改善等に向けてのアドバイスを行っています。 万一、中小企業者が返済不能になったとき、その中小企業者に代わって金融機関に代位弁済します。代位弁済後は、信用保証協会が中小企業者と相談しながら債権を回収することになります。 ●どんな機関? 信用保証協会は、信用保証協会法に基づき設立された公共的および非営利的な機関です。国や地方公共団体と連携しながら厳正に運営されています。 |
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過去取り組み事例のご紹介 | ◆≪創業支援≫ 学習塾/従業員なし
民間企業で勤務されていた社長さん。あるとき、「本当にやりたいことをしよう!」と大好きな子どもたちを育む学習塾の開業を決意されました。 保証協会には何度も足を運んでいただき、面談を重ねました。社長さんがつくられた創業計画書や収支計算のシュミレーションは初めてとは思えないほど立派なものでした。保証協会からは「初期投資はできる限り抑え、金融借入だけに頼らない」「知名度が少ない個人塾では、地元という地の利を生かすことが重要」「部活・習い事で忙しい子どもたちの現状を考え、好きな時間と曜日を選べるフレックス制のニーズも大きい」とのアドバイスをさせていただきました。 社長さんはアドバイスに真摯に耳を傾けてくださり、創業計画の見直しが行われました。見直された創業計画の内容や、社長さんの熱意等から判断し、保証協会としても資金調達の応援をすることを決定。金融機関への橋渡しを行いました。 保証承諾から2か月ほどたったとき、社長さんから1通のお手紙をいただきました。「無事に塾を開くことができました。1ヵ月経過時の予想を10名ほど上回る生徒が集まっています。目標にはまだ遠いですが、頑張っていきたいとおもいます。」との嬉しい内容でした。6か月後のモニタリングでお会いするのが今から楽しみです。 ◎トピックス◎ ~ 女性創業応援チーム「シルキー クレイン」発足 ~ 女性の起業を応援することを目的として、2015年8月に関東初となる『女性職員による応援チーム』を発足しました。女性ならではの視点・感性を生かして、経営上の様々な課題のアドバイスを行っています。 ◆≪経営支援≫ 繊維製品製造業/従業員20名 繊維製造業を営む社長さんが資金繰りに困り、息子さんと保証協会の保証課を訪れました。対応した担当者は当該企業の金融機関に連絡を取り、当面の資金不足については制度資金での対応を検討するという方向性を出すとともに、経営改善計画書の作成を提案しました。 社長さんは職人気質で経営面が不得手でしたが、誠実な性格であり、息子さんは経営改善に対して意欲的でした。売上増加に向けての改善努力も示されましたので、保証協会としても見込みがあると判断して、支援を行うこととなりました。 経営支援チームを編成し、企業訪問を7度行いました。経営陣との面談の他に、改善活動のキーマンとなる各部署の従業員とも面談し、企業の課題やあるべき姿について話し合いました。 また、新たに支援方針を打ち出した金融機関との連携により、懸案であった高金利の借入金の一部についての借換えも実現。 こうした積み重ねの中で経営陣・従業員の危機意識、協働意識は強まり、売上も前年を上回るペースに回復しつつあります。経営支援チームでは、今後2年間、定期的に企業訪問等を行い、経営改善の実施状況を確認しながら、経営全般についての支援活動を継続していく予定です。 ◆≪再生支援≫ 旅館業/従業員数78名 県内有数の温泉地で経営する老舗旅館。老朽化した施設の増改築工事を実施したことから、借入金が数十億円に達し、返済が滞る厳しい状況が続いていました。保証協会は、企業が返済できなくなったとき、企業に代わって金融機関に返済を行います。これを代位弁済と言いますが、当該企業に対し代位弁済を行い、その後は、保証協会が返済を受けることとなりました。 保証協会は、旅館や金融機関と話し合いの上、経営改善計画策定のお手伝いもさせていただきました。また、当該企業はインターネットを活用して売上を確保するとともに、取引先への未払い金の支払いを優先することで信頼関係を再構築し、仕入単価の引き下げにも成功しました。さらに、保証協会の主導により求償権消滅保証という制度を用い、これまで受けられなくなっていた金融機関からの保証付き融資を再び受けられる体制も整えました。 現在では、売上の維持・収益の改善が図られ、借入金の大幅な圧縮も実現したことで、今後の事業再生構築も順調に進展することが期待される状況となっています。保証協会としては今後も随時モニタリング等を実施し、計画遂行状況を注視していく予定です。 |
設立 | 1949(昭和24)年10月 財団法人群馬県信用保証協会設立
1954(昭和29)年 6月 信用保証協会法による組織変更 |
基本財産 | 408億円(2022年3月末現在) |
正職員数 | 110名(男性79名 女性31名)2022年4月時点 |
保証債務残高 | 6,960億円(2022年3月末)
★保証利用状況 約26,376企業(群馬県内企業の約40%に利用されています) |
代表者 | 会長 青木 勇 |
事業所 | ■本部・営業部
群馬県前橋市大手町3-3-1 群馬県中小企業会館内 ■高崎支店 群馬県高崎市問屋町2-7-2 ■桐生支店 群馬県桐生市錦町3-1-25 桐生商工会議所会館4階 ■太田支店 群馬県太田市飯田町1180 |