これが私の仕事 |
現場、経営、地域の方との「ハブ」として。 法人の保育課長、主任保育士をしています。主な仕事内容は現場で子ども達や保護者やご利用者様(おじいちゃん、おばあちゃん)を関わったり、その他には地域の方々との交流促進、企画や、保育園の組織力強化のため人材育成、経営管理など。業務は多岐に渡り多くの方と関わりますが、見方を変えればたくさんの人を巻き込んでアイデアを形にしやすいポジションとも言えるでしょう。
例えば最近ではSDGsに絡めて『園児の残飯0』という活動を始めました。その際は「QC」という問題解決の手法を用いて、栄養士や現場スタッフと共に取り組みを推進。メンバー全員で課題解決のアイデアを出し合ってプロジェクトを進める中で、スタッフも新たな発見や学びがあり、子どもと一緒に私たちも成長しています。 |
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だからこの仕事が好き! 一番うれしかったことにまつわるエピソード |
「命を学ぶ」貴重な時間がある。 保育園児・障がい者・高齢者が同じ建物の中で生活をする「世代間交流」。その先駆けと言われる江東園では同じ施設の高齢者が亡くなったとき、園児たちにしっかりと伝え、最後のお見送りをします。子どもがトラウマになるのでは、と賛否あると思いますが、大切なのはその時に保育者がしっかり関わって子どもの心に寄り添ってあげること。私の場合であれば、子どもの話に耳を傾けたうえで「人はいつか必ず亡くなる。でも星になって見守ってくれるから寂しくないよ」と伝えるようにしています。
核家族化が進み身近な人が亡くなって命について考える時間が減っている現代だからこそ、このような「命について学ぶ機会」は非常に重要。デリケートで答えのないことだからこそ、私たち保育者は常に倫理観・死生観について考えていかなければいけません。 |
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ズバリ!私がこの会社を選んだ理由 ここが好き |
今まで学んだことのない保育があった。 私が大学3年生の夏、江東園が「世代間交流」でテレビの取材を受けていました。テレビに映っていたのはお年寄りと子ども、そして障がい者が分け隔てなく一緒に笑顔で暮らしている姿。大学で地域福祉を学んでいた私は、他とは一線を画すその取り組みに感銘を受け、その場で電話し、見学を申し込んだことを覚えています。そして、何度も保育園を見学し、そのたびに驚きや発見があったのですが、特に運動会は圧巻の一言。先生達は子ども達が力を最大限に発揮できるように本気で関わり、こどもたちと一緒に喜ぶんだり、泣いたり。そして、それを見ている親御さんも涙を浮かべている。その光景に胸が熱くなり「こんなに真剣な保育をできる場所はない。働くならここしかない」と思い、就職の意思を固めました。 |
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これまでのキャリア |
体育担当、全クラス(4年目で保育リーダー、5年目~で副主任・課長補佐)→主任・係長(現職) |