これが私の仕事 |
建築の中の「審査」 「家を建てたいな」と思った時に自分一人で計画できる人はいません。建築士に依頼をして図面を書いてもらい、いざ着工。その前にその図面が建築基準法に適合しているかを審査する「確認申請」が私の仕事です。そもそもの計画が建築基準法に違反していると、完成した建築物も違反建築物となってしまいます。また、建築物が完成した際は計画通りに完成しているかの検査も行っています。豊田市は特定行政庁というものにあたり大きな権限があるため、責任を持って業務を行わなければなりません。
他にも、地区によって定められたルールや、住宅を長く使っていただくための認定等、様々な書類の審査を行っています。
建築分野の中でも、設計や施工監理などではなく、審査という視点で建築物を利用するすべての人の安全を守るため、日々業務を行っています。 |
|
だからこの仕事が好き! 一番うれしかったことにまつわるエピソード |
誰にでもわかりやすく 建築相談課の窓口には、設計者や建築会社の方以外に市民の方も多く訪ねてきます。市民の方の多くは不安を抱えて窓口にみえます。その中でどのように説明をすれば一般の方でも理解していただけるか、納得していただけるかを考え対応をします。しかし、なかなか理解してもらえないことが多く、自分では理解できていても、他の人に説明し理解してもらうことはとても難しいことだと実感しました。言葉だけでなく解説書や例規集などの図の多いものを用いて説明をしたり、疑問に感じている点を明確にしながら話をすると、理解してもらいやすくなるとわかりました。不安を抱えて窓口に来た方が、すっきりとした顔で「ありがとう」と言って帰られるときはとてもうれしくなります。
建築に携わる方だけでなく、市民の方にも身近な職員でありたいと思います。 |
|
ズバリ!私がこの会社を選んだ理由 ここが好き |
市役所という職場 私が就職活動を行っていた時は、就職氷河期と言われた時期の1年目でした。私は民間企業の内定がありましたが、その中で市役所を選んだ理由は「民間企業ではできない仕事がありそう。安定というイメージがある。」というところからでした。想像した通り、市役所でしかできない責任感のある業務が多く、やりがいを感じて業務を行っています。
ただ、「暗い人が多いのかな?」と不安な点もありました。しかし、実際に入庁してみると明るく個性的な人が多い職場と感じました。自己アピール採用も行っていたり、採用試験で人を見て採用している、ということがよくわかる職場だと感じました。厳しくも優しい上司、一緒に悩んだり冗談も言い合える先輩や後輩たちと仕事ができるのはとてもいい環境だと思っています。 |
|
これまでのキャリア |
入庁から6年間建築相談課に在籍。1,2,6年目に建築審査担当、3年目に建築防災担当、4,5年目に愛知県建築住宅センターに出向。建築防災担当では木造住宅補助事業、その他は建築確認申請に関する業務。 |