柏田製作所は1960年に奈良県大和高田市で創業し、安全防具・保護具の製造と販売を行っています。自社ブランド【K.S.】を展開し、溶接、土木・建設、重機運転などの用途に合わせた皮革製グローブをはじめ、溶接の火花から身体を守る衣料や、国産なめし皮を使用した保護具、帆布・デニム製のエプロンや腕カバーを製造。独自の製法技術により、過酷な作業から身体を守り、快適な着け心地を実現した防具・保護具を届けています。
赤いひし形に刻まれた「K.S.」の文字、これが当社のブランドマークです。創業者の柏田薫が作業用革手袋の製造販売を開始したのは1960年のこと。個人事業として産声を上げた手袋製造業は、60年の時を経て着実に業容を拡大し、多くのお客さまから支持される安全防具・保護衣料メーカーへと成長しました。当社のブランド・製品には、創業者と従業員が紡いできた技術と経験が活かされ、多くの知恵や想いが詰まっています。それらを受け継ぎ、全社一丸となって、真心をこめて、ものづくりに向き合い、製品開発に取り組んでいます。お客さまの信頼を糧に、安全性と機能性、快適な着用感を追求した製品を世に送り出すため、私たちは錬磨しつづけます。
当社の看板製品である皮革製手袋「K.S.LEATHER GLOVE」は、『創造×技術×融合』によって生み出されています。創造性豊かな開発力と長年にわたって培った技術力、2つの要素が融けあい、使う人に優しい製品が完成します。自然な手の動きと快適な使用感のために、とくにこだわっているのがカッティングと縫い合わせです。ウェーブカット(特許番号第3091740号)はグリップ感に優れており、ナチュラルな指の曲げ伸ばしを実現。縫い合わせはロールアップ製法を用いることで、縫い目が触れて手が痛くなるのを防ぎます。「K.S.LEATHER GLOVE」は多種類を揃えており、レジャー・アウトドアから溶接や解体現場など、さまざまなシーンで活用されています。
「柏田製作所の宝物は従業員です」と語るのは、代表取締役社長の森口。その言葉の通り、向上心にあふれ、魅力ある人材が活躍しています。製造、事務、営業と、たずさわる業務は異なりますが、「最高の製品を届けたい!」という想いを共有し、従業員一人ひとりが真摯な姿勢でものづくりに向き合っています。職場は和やかな雰囲気で、従業員同士のコミュニケーションがさかん。仲間意識をもって、互いに助け合いながら業務を遂行しています。新卒で入社した従業員には、上長や先輩が仕事の知識とノウハウをレクチャーし、周囲もサポートの手を惜しみません。そうした環境があるからこそ、誰もが個性を活かして、のびのびと仕事に励んでいます。
事業内容 | 安全防具保護具(皮革製グローブ、防護衣料など)の製造販売
◆意匠登録第1080233号 ◆特許取得第3091740号 |
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設立 | 1992年(創業1960年) |
資本金 | 1,000万円 |
従業員数 | 18名(2022年1月現在) |
売上高 | 3億9000万円(2021年度実績) |
代表者 | 代表取締役 森口 恵子 |
事業所 | 本社/奈良県大和高田市日之出東本町17-17
物流センター/奈良県北葛城郡広陵町寺戸592-1 |
沿革 | 1960年 創業者・柏田薫が個人事業として柏田製作所を立ち上げ、作業用革手袋の製造販売を開始
1973年 韓国ソウル市に協力工場を擁し貿易開始 1979年 現住所に新社屋落成 1984年 中国に委託工場を擁し、中国貿易及び委託加工生産を開始 1992年 業務拡張のため柏田製作所を発展解消し、株式会社柏田製作所を設立(資本金1,000万円) 1999年 CADシステム導入 2000年 意匠登録第1080233号、特許取得第3091740号 2014年 インドに委託工場を擁し、委託加工生産開始 |
会社HP | https://kashida.co.jp/ |