社会福祉法人鴻沼福祉会

1982年に特別支援学校（当時の養護学校）の卒業生の働く場を作るため、無認可のつばさ共同作業所の運営をスタートしたのが、当法人の始まりです。その後、1985年に社会福祉法人を設立した後、障害のある人の願いに応えながら、徐々に事業を拡大してきました。今では共同作業所4拠点、生活ホーム・グループホーム9拠点、相談支援事業所2拠点を運営しています。当法人の運営する施設では、身体障害や知的障害、精神障害、発達障害、難病といった様々な障害のある人への支援を行っています。

一般的に障害者福祉施設では、施設を利用する障害のある人を「利用者」と呼びますが、私たちは「仲間」と呼んでいます。これは障害があってもなくても、一人の人間として対等な立場でありたいという考えによるものです。また、当法人では「仲間の願いを真ん中に」という考え方にもとづいて施設を運営しています。共同作業所では、仲間と労働や活動に取り組んだり、グループホームでは仲間の願う暮らしを創っていくことを通して、職員も共に成長をしていけることにやりがいを感じているスタッフもいます。

共同作業所では「仲間」とスタッフが和気あいあいとした雰囲気で一緒に作業に取り組み、活気があふれています。また、グループホームや生活ホームは「仲間」が日中の仕事を終えて帰る場所であり、自分らしい暮らしができるようにサポートを行っています。そんな当法人が運営する施設は、スタッフ同士の関係性もよく、アットホームな雰囲気があります。入職から3年未満のスタッフも数多くいる一方で、10年や20年にわたって活躍しているスタッフも少なくなく、勤続30年を超えるスタッフも。腰を据えて働き続けられる居心地のよさがあります。