高津紙器は、食品・衛生品対応の紙管・紙パッケージ・紙トレー専門の製造会社です。1882年に四国中央市で創業し、130年あまり紙加工業を営んできました。「四国に深く根を張り そして 世界に羽ばたく会社を創る」というビジョンを掲げ、先人たちが残してくれたものに感謝し、育てていただいた地域を大切に、そして、世界に通用する製品・サービスを作るべく、社員一同精進しています。
高津紙器は、1882年に四国中央市で個人創業しました。当初は紙管や紙箱の製造からスタート。その後、上下水道整備の推進に伴ってトイレットペーパーが普及したことから、トイレットペーパーの紙管製造を行うようになり、事業が急速に拡大しました。時代の流れに対応し、多様化するニーズにお応えしていくため、食品や衛生品向けの製品づくりにも挑戦。食品一次容器である紙トレーのほか、アイシールドやマウスシールドなどの開発、製造、販売を展開しています。今後も食品や衛生品に対応できる高機能な設備と技術力、衛生管理を重視し、お客さまのご要望にお応えしていきます。
地球環境問題が世界的に注目され、脱炭素社会への意識は高まっています。こうした時代の流れを背景に、さまざまな容器類が「プラスチックより紙」という考えにシフトしています。高津紙器ではこうした流れを追い風とし、環境負荷の低い紙製品づくりを目指していきたいと考えています。現時点での課題は、当社が手掛ける紙製品がほぼ使い捨て用途であること。その理由は食品残渣がある紙容器はリサイクルが難しいという問題があります。今後は当社だけでなく、同業他社や異業種企業を巻き込んだシステムづくりを目指し、環境に良い紙製品づくりを進めていきます。
食品や衛生品、医薬品に対応する製品をつくるには、厳しい基準をクリアする必要があります。当社では、2021年4月にパッケージ製造である南工場のリニューアルを実施。多重シャッターを整備し、防塵防虫対策を徹底的に行っています。社員の入室ルールや手順を取り決め、監視カメラを設置するなど、衛生管理を厳重に実施。製造設備にもできるだけ人の手を介さないものを導入することで、効率的かつ衛生的な生産を実現しています。また、スピーディーな納品を目指し、紙トレーの製造拠点を愛媛と福島に設置。東と西に分けることでスムーズな供給を行っています。
事業内容 | 紙管、紙箱、美粧ダンボール、紙トレー等の紙加工品 |
---|---|
設立 | 1976年2月16日 |
資本金 | 3億10万円 |
従業員数 | 51名(2022年3月末時点) |
売上高 | 8億9000万円(2021年10月時点)
|
代表者 | 代表取締役 高津俊一郎
|
事業所 | ■本社工場
〒799-0101 愛媛県四国中央市川之江町3691 TEL:0896-56-2423 ■事業所 豊中物流センター(香川県三豊市)、福島工場(福島県石川郡)、東京営業所(東京都渋谷区) |
沿革 | 1882年 高津カメが川之江の自宅にて創業 紙管と紙箱の製造を開始
1943年 2代目高津茂幸社長就任 1953年 高津紙器店と改称 3代目高津俊太郎社長就任 1954年 国内発スパイラルマシン導入 1956年 ポリエチレン向け3インチ工業用紙管の製造を開始 1976年 資本金を2,000万円に増資。高津紙器株式会社に組織を変更 2004年 企画デザイン部門設置 紙管面取加工開始 紙トレー製造開始 2007年 ISO9001認証取得 紙トレー製造機追加導入 2009年 高津健二郎社長就任 2017年 資本金を4,000万円から3億10万円へ増資 2018年 FSC認証取得 代表取締役 高津俊一郎就任 福島工場開設 2019年 紙管大型スパイラルマシン更新 2020年 コロナ対策商品「シールド」製造開始 紙加工機でフィルム加工 新工場完成 2021年 南工場リニューアル 2022年 紙トレー製造機 2ライン追加導入 |
ホームページ | https://www.kozushiki.co.jp/ |