株式会社稲葉製作所

「独自性のある高品質な製品をお客様にお届けする」という理念のもと、信頼に応えるモノづくりを行っている私たち。すべての工程を自社でまかなえることが強みです。早くから製造ラインに自社開発の専用機械を導入。原材料の加工から最終検品まで一貫して行える体制を築き、高炉メーカーから搬入したコイルなどの鋼板は、製品になるまで工場を出ることはありません。「できることは自社で」「ないものは開発を試みる」という創設者のモノづくりスピリットを大切に自社製作を貫き、細部に至るまで内製化。金型まで自社で設計・製作し、コスト削減と徹底した品質管理を実現。万が一のトラブル発生時にも、独自対応でのりきれるのです。

当社の製品開発は、担当制ではなく、「全員参加型」であることが特徴。年次の垣根を超えて自由に意見を出し合うミーティングが多く、上司や先輩社員に気兼ねなく話しかけられるアットホームな雰囲気のもと、モノづくりを行っています。他部署との意見交換も活発で、良いところは活かし、悪いところは改善策を出し合って、繰り返し検証。独自の技術力と社員の知恵を凝縮して、イナバブランドの製品は開発されています。当社では、若手社員にも責任あるポジションやプロジェクトをまかせています。先輩のアドバイスを受けながら開発に一から携わり、モノづくりの醍醐味を味わえるのが、当社ならではの魅力です。

ユーザー視点のモノづくりにこだわってきた私たち。当社製品を使うメリットを問い続け、細やかな工夫を凝らしています。たとえば、いまやオフィス家具の主流となっているノックダウン（簡易組立）方式や、デスクの引き出しをスムーズに開閉するための樹脂ベアリングを、業界に先駆けていち早く採用。グッドデザイン大賞を受賞したオフィス用デスクもあります。また、荷重試験や雨水侵入試験など独自の厳しい品質試験を実施。クリアした製品だけを市場に送り出しているのです。こうした「良いモノをつくること」にこだわってきた結果が、「やっぱりイナバ」というお客様の信頼につながっていると自負しています。