総合出版社として歩を進めてきた当社は、雑誌、書籍の発行を軸に、デジタルメディアやイベントなどさまざまな事業を展開しています。
大正12年(1923年)1月のこと。作家の菊池寛が「頼まれて物を云うことに飽いた」と考え、同じ想いを持つ友人とともに同人雑誌『文藝春秋』を発行しました。発行部数は3000部。定価は10銭。名だたる作家たちも寄稿した28ページの小冊子は、たった3日間で完売したといいます。創業から100年という歴史ある会社ですが、いわゆる「社是」や「企業理念」はあえてつくらないようにしています。菊池寛が大切にしてきた「自由な心持」。何にもとらわれず、縛られることなく媒体を作っていくことこそ、文藝春秋の精神です。
「私は頼まれて物を云うことに飽いた。自分で、考えていることを、読者や編集者に気兼なしに、自由な心持で云ってみたい。友人にも私と同感の人々が多いだろう。又、私が知っている若い人達には、物が云いたくて、ウズウズしている人が多い。一には、自分のため、一には他のため、この小雑誌を出すことにした。」――これは、文藝春秋の創業者である菊池寛が、『創刊の辞』として残した言葉です。文芸作品からコミックまで、年間500点以上を刊行。文藝春秋の原動力は「人間への飽くなき好奇心」です。
社長を含め、「さん」付けで呼び合うのが当社の風土。自由で大らかな職場の雰囲気が、興味・関心、創造性を育む根幹となっています。毎年新卒採用を行っており、教育体制も万全。まずは、約10日間にわたって新入社員研修(集合研修)を実施。会社のことを説明していくほか、課題を通して実務に関する知識も学んでいきます。研修後は各部署に配属。実際の業務を先輩社員と一緒に進めていきながら、実践力を身につけていきます。
事業内容 | 「文藝春秋」「オール讀物」「文學界」「週刊文春」「週刊文春WOMAN」「CREA」「CREA Traveller」「Sports Graphic Number」「Number PLUS」「Number Do」の発行
単行本、文庫、新書、コミックの刊行 電子書籍事業、電子版「別冊文藝春秋」、WEB メディア「文春オンライン」「Number web」「CREA WEB」「文藝春秋digital」などの運営 |
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設立 | 大正12年1月 文藝春秋社創設、「文藝春秋」創刊 |
資本金 | 1億4,400万円 |
従業員数 | 352名(2022年1月1日現在) |
売上高 | 204億円(2021年3月) |
代表者 | 中部嘉人 |
事業所 | 東京都千代田区紀尾井町3-23 |
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