たじま農業協同組合

農協というと、農家の支援を行う組織というイメージがあるかもしれません。JAたじまでも、組合員に対して農産物の生産・販売の支援を行う営農によって、地域農業に貢献しています。しかし、それはJAたじまの役割の一つです。JAたじまなど農業協同組合は、組合員や地域の皆さまが豊かに安心して生活できるように貯金や各種ローン（金融サービス）、共済（保険）などの取り扱いを行っています。また、JAたじまでは高齢者福祉事業として、居宅介護支援や訪問介護、デイサービス、ショートステイなどの介護サービスを提供するほか、旅行の手配やLPガスの販売など、暮らしをサポートする事業を幅広く展開しています。

営農による但馬地域の活性化を目指すJAたじまのスローガンは、「たじまに生きる　たじまを活かす」。米や但馬牛のほか、寒暖差の大きい地域特性を活かして育てた野菜や果物など、但馬地域には数々の特産品があります。また、JAたじまでは、日本では絶滅したコウノトリの野生復帰のための活動に取り組んでいます。農薬や化学肥料をできる限り使わず、カエルやドジョウといったコウノトリのエサとなる生物が育つ環境づくりのためのコウノトリ育む農法の普及に取り組み、こうした田んぼで栽培した米は日本のみならず海外でも販売を行っています。

総合職は支店での渉外担当や窓口担当、営農生活センターでの営農担当等様々な部署で活躍しています。渉外担当は組合員の自宅への訪問を通じて、組合員とJAたじまをつなぐ役割を持っています。窓口担当が大事にしているのは、店舗を訪れた組合員や地域の皆さまの話に耳を傾けて、求められている内容を理解し、一人ひとりに合わせた接客を行うこと。「ありがとう」と声を掛けられると、やりがいにもつながります。営農担当は農家の生産や販売をサポート。時には困難なできごとに見舞われることもありますが、それを乗り越えて農作物を収穫して出荷したときに、組合員と喜びを分かち合える仕事です。