これが私の仕事 |
危険が潜む斜面を、環境を守りながら安全に。砂防工事の施工管理。 がけ崩れや落石などの土砂災害を防ぎ、地域の安全を守ることを「砂防」といいます。僕がしているのは、その砂防工事の現場監督。現場は山や河川の護岸など斜面ばかりで、登り降りするのに結構体力を使うのが特徴です。一つとして同じ現場はなく、場所や目的に応じて最適な工法で工事を進めていきます。だからどの現場も最初は「この工法は…」と勉強するところからはじめているんですよ。今は、国土交通省の方針でもある「自然環境に配慮し、 地域の生態系等の特性を活かせるように」という砂防が主流で、それは当社の最も得意とするところ。この先何世代も地域の人々を守っていけるような「長持ちして環境に優しい」工事を心掛けています。 |
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だからこの仕事が好き! 一番うれしかったことにまつわるエピソード |
斜面へ「種子吹き付け」の工事をしたあと… 砂防を施し安全になったとしても、ハゲ山になっちゃって景観がかなり残念に…そんなことにならないために「法面緑化」は欠かせません。砂防後の斜面に、草木の種を吹き付ける工事などをよくします。どこに種子をまいたか確認するために、吹き付け用の水に色をつけるんですが、ある大雨の後、川の水が異様な色となり、調べたら原因は当社の種子吹き付け工事。環境基準は充分にクリアしていたものの、化学薬品の入った塗料を使っていたので、すぐに川にボートを出し、2日かけて色水を回収した苦い経験があります。それ以来、種子吹き付けに使う色水は、すべて有機塗料で作るように改善しました。うれしい話でははないのですが、自然ついてより深く考える機会をくれたエピソードです。 |
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ズバリ!私がこの会社を選んだ理由 ここが好き |
居心地がよく、自分のやりたいようにできる。 施工管理は各々の工事に責任を持ち、主体的に、つまり現場の主役として活躍します。上司から細かく監視されたり、「あれやっちゃダメ、コレもダメ」といったダメ出しはほとんどなく、その自由さが僕の性格にピッタリ。居心地のよさを感じています。例えば、「こっちの工事を早く始めたいから、今の現場の工期を10日繰り上げできない?」などと言われることがありますが、それによって工事のクオリティーが守られない場合は、ハッキリ「無理」と返答します。土壌の強度を増すために、山に5mくらいのボルトを入れて斜面を締める工事があるのですが、そのボルトは100年後も残ると言われています。そんな大切な工事をもし不誠実にやってしまったら、一生心にひっかかって後悔するでしょう。当社なら自己満足を追及できる。それがいいんです。 |
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これまでのキャリア |
2007年の入社以来、ずっと法面セクションに所属。当社へ入社後に一級土木施工管理技士の資格を取得。現在は係長。 |