株式会社トウチュウ

珪砂という砂の販売量で国内トップのトウチュウ。実は多くの製品に欠かせない原料（＝モノづくりの大もと）を扱っています。ガラス、飲料のビン、スマートフォンの液晶パネル等、幅広い用途があります。また、自動車部品など金属加工部品をつくる「型」にも砂型が多く使われています。「砂」と一言で言っても、化学成分や粒の形など性質はさまざま。用途に応じた加工やコーティングを提案します。オーストラリア、マレーシア、国内に鉱山を持ち、自社で資源を確保しているという強みを武器に、最高グレードと言われる品質の安定供給が可能です。当社の「砂」がないとモノづくりは始まらない。日本の産業を支える、砂の販売で国内トップ企業です。

燃料・電気自動車など、進化する自動車業界で求められるのは、より軽量化し車体の燃費をあげる部品。ただし安全性のため強度は保たなくてはならない。そこで主流となっているのがアルミ部品です。トウチュウでは、80年前から培ってきた鋳造技術（型に金属を流し込み成形する技術）を活かし、ミッション・ブレーキ部品といった自動車の重要パーツの製造に力を入れています。最先端の３D設備や高度な鋳造法を駆使した技術力で、大手自動車部品メーカーの数少ない直請けとして認められています。造るのは国内外の誰もが知るクルマで使われる部品。「世界中で走るクルマには自分が手がけた部品が使われている」そんなやりがいを社員は感じています。

「生産工程の中の一部分だけを担当して全体像がわからない」そんな技術者にはなってほしくないと考えています。先輩たちも、モノづくり・鋳造の全工程を見渡せるこの環境で、数年で、大手取引先からも信頼されるエンジニアへと成長しています。鋳造のプロとして、図面の検討や、生産プロセス全体の設計もできます。鋳造技術は、古くは大仏を造った技術。何トンもある大型の製造も可能です。その中でもアルミは、精密で複雑な部品生産も、未来のクルマに搭載される軽量で丈夫な部品生産も可能です。奥が深いこの鋳造技術。何十年経っても飽きずに探求できるモノづくりの世界です。