これが私の仕事 |
プリント基板に用いられる銅配線上への無電解めっきプロセス開発 近年、携帯電話など身近な通信規格が5Gへと移行し高速・大容量通信が進む中でプリント基板を更に小型化・高密度化するための技術です。
入社してから10年間プリント基板・半導体向けの硫酸銅めっき液に使用する添加剤の開発を行っていました。
現在は硫酸銅めっき液で形成した銅配線上への無電解めっきプロセスを研究開発しています。
プリント基板製造には多くの工程があり、その中の銅配線上の無電解めっきは一部の工程ですが、ニッケル・パラジウム・金など異なる金属をめっきで積層する工程で幅広い知識が必要になります。 |
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だからこの仕事が好き! 一番うれしかったことにまつわるエピソード |
苦労の分だけ達成感があると思います。 奥野製薬工業は表面処理薬品メーカーで、製品を作るために数多くの化合物原料が使用されます。
6年前、硫酸銅めっき液の開発を担当していた頃に従来の性能を満たさない原料がメーカーから納入され、既存製品の製造が困難になる可能性が出てきました。
資材課(現・購買課)で代替原料を探索・入手してもらいましたが、十分な性能が得られず
他の原料メーカーに協力して頂き合成、評価を繰り返し十分な性能が得られる化合物を作ることが出来きました。
短期間で成果を求められる中で、他部署や社外のメーカーとも協力し数ヵ月で達成できたことは嬉しかったです。 |
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ズバリ!私がこの会社を選んだ理由 ここが好き |
人間関係は大切 化学・非鉄金属メーカーを中心に開発やものづくりを行っている企業を訪問し、環境を確かめ企業価値は売上/従業員数等を参考にしていました。
その中で研究職を志望してたこともあり、研究職の比率が高い奥野製薬工業に注目しました。
この会社に決めたのは訪問した際、社員の仲が良さそうで和やかな雰囲気で仕事ができると思ったからです。
実際に開発を進める上で文献などから入る知識も多いですが、各専門知識を持った社員が多く
気取らず意見を交換できる環境は良いと思います。 |
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これまでのキャリア |
2008年入社
研究開発(現職・今年で12年目)
※所属・内容は取材当時のものです。 |