業種 |
その他製造
金属製品/その他商社
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本社 |
長野
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特電はプラスチックボビン及び電線の製造販売を行っているメーカーです。1953年の設立以来、幅広い分野で用いられる長物(電線・糸・ホース・フィルム・シート等)を巻くボビン(ドラム・スプール・コイル・リール・巻枠)を独自の技術・ノウハウでお客様の要望にお応えしてきました。1990年からプラスチックのリサイクルに着手し、積極的に製品化して資源を効率化。持続可能な社会に向けて環境に優しい会社でありたいと思います。
特電は1953年に設立された、70年近い歴史のあるボビンメーカーです。ボビンとはドラム・スプール・コイル・リール・巻枠という呼び方もされますが、電線・糸・ホース・フィルム・シート等の長物を収納する製品。長物を巻く時は“綺麗”に、収納する際は“巻姿が安定”し、そして巻き戻す時には“易しく、スムーズ”にできることが重要です。これは非常に難しく、それを陰から支えているのがボビンであり、ボビンの善し悪しがすべてに影響を及ぼします。それほどにボビンは繊細であり、長物を収納する上で重要な製品なのです。私たちは「ボビンを取り巻く付加価値の向上」を実現・提供し続けることにより、社会に貢献していく企業を目指します。
当社の設立時は電線用の巻枠を木製で製造していましたが、1959年よりプラスチックボビンの製造をスタート。現在は特定のユーザー向けでなく、多様な分野のお客様にボビンを提供できる品揃えと用途に合せたボビン作りをしています。こうした会社は、日本はもとより世界でもとても稀有な存在です。私たちは鋼構造物に使用される溶接材料、電気機器に使用される巻線用絶縁電線(マグネットワイヤ)、送電・通信に使用されるケーブルや光ファイバ、衣類・釣り糸などの繊維、針金・ピアノ線などの鋼線、紐・ロープなどの様々な用途のボビンを開発。小さな物から大きな物まで幅広く、またお客様のニーズに合ったボビン以外の製品も開発しています。
プラスチックボビンは梱包材の部類で、比較的安価な製品です。しかし、高温の場所での使用や逆に極寒での使用など、過酷な条件下で使用されているボビンもあるため、用途に合せた設計・材料の選択が必要です。私たちは独自の開発で高機能複合樹脂を使用した高強度ボビン、低発泡製の軽量化ボビン、その他、得意先からの様々なニーズに合せた特注品を生産。こうした幅広い製品を開発できるのは、社内に設計や金型、成形、販売部門があり、ボビンの設計から金型製造、販売まで一貫した提案が可能だからです。そのため、試作時の連携や金型のメンテナンスなども容易です。私たちは積み重ねてきた技術とノウハウでお客様の要望にお応えしています。
事業内容 | プラスチックボビン及び電線の製造販売 |
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設立 | 1953年6月 |
資本金 | 4,800万円 |
従業員数 | 62名(2022年4月現在) |
売上高 | 15億1万円(2022年3月期実績) |
代表者 | 代表取締役社長 堀内 和夫 |
事業所 | 本社/長野県上田市長瀬3183番地
光工場/山口県光市束荷2408番地 望月工場/長野県佐久市望月916番地 |
会社沿革 | 1953年6月 電線用木製巻枠、木箱の製造及び家屋建築を事業目的として東京特殊電線木工(株)の名称で設立
1958年11月 ヒノデ電線(株)、東京特殊電線絹糸(株)の2社を吸収合併、社名を東特電材工業(株)に変更し、新たに合成樹脂成形品、電線用絹糸の販売開始 1966年11月 関係会社を吸収合併し、社名を(株)特電に改称 1976年8月 溶接用スプールの生産を目的に光工場(山口県)を開設 1977年12月 プラスチック巻枠、プラスチック電線、プラグ付電源コードを3本柱として社業を展開 1994年4月 成形ボビン(スピンウェルドボビン)の特許を取得 2013年3月 成形品部 ISO9001:2008を認証取得 2013年4月 子会社の(有)トーカンを解散清算し、新たに望月工場リサイクル課として成形品部の組織に編成 |
企業HP | https://www.k-tokuden.co.jp/ |